暗黒の大統領/アイク・イベアブチ

Googleには自浄作用があるのか、日本語で彼を詳しく書いたものがなかったので、英語のGoogleからあたりました。ジャレル・ミラーが人生を棒に振りそうな事になってますが、今ヘビー級にはこういうファイターが欲しいんだよなぁ。もちろんボクシングスタイルの事です。

Youtubeで彼の映像をみつけたので、「自浄」されちゃうかもしれないけど残しておきます。

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アイクムフラ チャールズ " アイク" イベアブチ(1973年2月2日生まれ)は、ヘビー級で1994年から1999年まで戦ったナイジェリアの元プロボクサー。1997年にプロスペクトのデビッド・トゥア、1999年に後の世界チャンピオン、クリス・バードを破った。20勝15KOの記録を残したまま、レイプ事件を起こしラスベガスの刑務所に投獄された。

2015年11月、イベアブチは、16年間のネバダ州の州刑務所刑を無事に終えた後、米国移民税関執行局(ICE)の管理下から解放された。ボクシングのキャリアを再開するためにリングに戻る予定だったが、カムバックする前に再び逮捕された。

本来、ナイジェリアの軍隊に行くつもりが、1990年のマイク・タイソンVSジェームズ・ダグラス戦を観てアマチュアでボクシングをはじめた。2度の国内王者となり、1996年の五輪銅メダリスト、ドゥンカン・ドキワリを破る。1993年母親とアメリカのダラスに移住、1994年にはテキサス州のゴールデングローブで優勝した。

元ウェルター級世界王者のカーティス・コークスの指導の下、プロに転向。デビッド・トゥアやクリス・バードを破り、ネクストタイソンと呼ばれた。彼の特徴はコンビネーション、手数の多さで1ラウンド平均50発といわれるヘビー級でイベアブチは平均81発を記録している。

リング外では元ガールフレンドの息子を拉致し、車を激突させ、少年は怪我を負い二度と歩けなくなる。イベアブチの自殺を恐れ、懲役120日、50万ドルの和解金支払いを命じられる。

彼のニックネームは”ザ・プレジデント”(大統領、社長さん)
扱いが大変だったという。

ルー・デュバ(HBOスポーツエグゼクティブ)
「イベアブチは本当に大統領のようだった。皆が彼を恐れそのように扱うから彼もそれを気取っていた。それが彼のエゴを変えた。「俺はアメリカの大統領だけでなく世界の大統領だ」とね。」

セドリック・クシュナー(プロモーター)
「イベアブチとHBOでの試合について話し合いながら素敵なレストランでディナーをしていた時だ。彼は突然大きなナイフをテーブルに突き出して叫んだ。「奴らは知っている。ベルトは俺のものだ。なぜ持ってこないんだ。」HBOと上手くやっていけるタイプの性格、行動ではなかった。彼は海賊のようだった。」

13か月のブランクを経てリングに復帰したイベアブチは連勝を記録。その中には五輪銀メダリストで26戦全勝、後に王者となるクリス・バードも含まれていた。

1999年7月、イベアブチはラスベガスのミラージュホテル&カジノのウォークインクローゼットで21歳の女性をレイプした。警察により浴室に拘束されたイベアブチは唐辛子スプレーをかけられ投降。類似のレイプ事件の容疑もかけられ逮捕、裁判、反省せず裁判にも出廷せず、2年から10年の刑に処せられる。専門家によると彼は双極性障害だったとされ、レイプ未遂事件を数々起こしており、計20年近い服役となった。

投獄中にイベアブチは3つの大学準学士号を取得、通信教育によってパラリーガル証明書も取得した。有罪判決は一進一退し、イベアブチは無罪を主張し釈放された今でも裁判を続けている。

2015年、イベアブチは釈放され、マニー・パッキャオの顧問であったマイク・コンツの助力を得てボクシングへの復帰を計画していたが、保護観察条例に違反したとして再び逮捕された。現在、アリゾナ州で保護観察を受けているが、令状に基づいた治療プログラムを受けることはできなかった。保護観察処分は2019年9月25日まで、2020年3月25日には完了するがその時イベアブチは47歳になる。

確かに、タイソン後にまたやべぇのが出てきたな、本命だなと感じたイベアブチでしたが、人間性をコントロールするのが難しかったようです。どこかで、ソニー・リストンの再来と書かれていましたが、来歴や犯罪内容はまるで違いますが風貌はたしかに似ているな。


イベアブチ


リストン

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米国黒人のルーツでもあるアフリカ、特にナイジェリアあたりにはなぜかヘビー級の歴史を変えそうな逸材がゴロゴロしています。(アンソニー・ジョシュアもルーツはナイジェリア)その才能を本場アメリカで発揮させるためには、その国の流儀、道徳などの生き方まで仕込んでいかないと獣は獣のまま、獣といっても悪意があるわけではなく適応が必要なだけなのだが・・・

その点、今はネット社会、ゆとり社会でもあるのか随分角がとれた印象はありますが

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こういう逸材もファイトだけでなく人間性が出世の鍵を握るのかもしれません。

犯した罪は消せないが、偉大な才能の損失でした。
同じ過ちを二度と繰り返さぬように願って・・・

https://www.youtube.com/watch?v=sTR04pHvQo4

マイク・タイソンVSジェームズ・ダグラス、1990年かぁ、30年前になるんだな、それより前からタイソンの全盛期、その他いろいろ観てきた俺はもう化石だ。

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