WBOはフーカーとサウセド、WBSSに参加もなく、岡田の世界への道は遠のいたと嘆いていましたが、予想外の展開で急接近です。
以下は翻訳というよりは色々な情報源を混ぜたものです。
WBO世界スーパーライト級3位の岡田博喜が米プロモート大手トップランク社と3年契約を結んだ。
WBAミドル級王者の村田に次いで2人目の歴史的な契約です。トップランクは海外試合経験のない岡田に強い関心があり、未来のスター候補として日本のパンチャーと契約することにしました。9月14日にカリフォルニア州フレズノで行われるホセ・ラミレスVSアントニオ・オロスコの前座でデビューします。相手はクリスティアーノ・ラファエル(エル・ゾノ)コリア(アルゼンチン)です。
オロスコは過去に減量失敗による体重超過をした事があり、もし今回そのような失態があれば、岡田が代役としてラミレスの相手を務めることになります。
試合が無事成立し、両者が勝てば、ラミレスの次戦の候補が岡田になります。
岡田
「びっくりしました。トップランクから声のかかったことに恥じない試合をしたい」ラミレス戦、オロスコの代役候補については
岡田
「断ったらもったいない。ラミレスの方が嫌でしょうし、自分は失うものが何もないので」今回は10万ドル程度のファイトマネーだが、勝てば100万ドルも夢ではない。
昨年3月から1カ月、岡田は米国でトレーニングをしラミレスを見学する機会を得ました。そのダイナミックなトレーニングに関心しました。
岡田
「ラミレスはタフでフィジカルも強いパンチャーです。スタミナもすごい。しかし絶対勝てない相手だとはおもいません。私の左ジャブは世界でも通用するでしょう。」岡田は主要団体の上位にランクされており、WBOを視野に入れていた。WBCに挑むつもりはなかった。さらにはWBSS参加の招待も受けていた。しかし岡田はWBSSに参加せず、ラミレス側(トップランク)のオファーを選択した。
岡田 博喜
戦績:18戦18勝(13KO)
アマチュア戦績:43戦35勝(16KO)8敗。高校2冠王者となるも、卒業後は一旦ボクシングを離れるがのちに大学を中退してプロデビュー。
別のソースではWBSS参加できなかったのでこっちを選んだとありましたが、私がみたスペイン語サイトではWBSSからのオファーを蹴ってこっちにしたと書かれていました。王者級が集うトーナメントよりもトップランクとの3年契約の方が美味しいかもしれません、悩ましいですが・・・
そして、王者のホセ・ラミレスは強いですが、WBSSはもっとヤバい。プログレイスもテイラーもラミレスに対する挑戦資格はありました。彼らはボブ・アラム(トップランク)の都合で実現が難しいからより過酷なWBSSに参戦したような気がします。
岡田の発言にも、ジョシュ・テイラーには敵わないというのがあったような気がします。
ラミレスが対戦するアントニオ・オロスコも強いです。メキシコ期待の大型ホープだとおもいます。が、減量が過酷で単なる失敗ではなく脱水症状で倒れたような過去もあるウェルター級転向予定の選手です。体重超過は大いに考えられる。
トップランクがこれを観て関心を寄せたとも考えられます。
過去、何度か記事にしてますが、岡田の試合は素晴らしい。ダイジェストでみると井上尚弥の次くらいにクールです。しかしこのダイジェストのように、ポンポン、簡単に相手が倒れるような本場ではないはずです。
気持ちのいい倒しっぷりですが、ラミレスやWBSSで見る試合のレベルはこんなものではありません。巧いし強い岡田ですが、ラフファイトには手こずる、未だフィジカルが弱いともいわれています。強化に余念はないだろうが、この映像で魅せる岡田が世界レベルでどんな姿を披露するのか未知数です。
日本では伊藤雅雪とのスパー映像などもありました。伊藤に劣ることもないだろう岡田の本領、真価が発揮される日がいよいよ近そうです。
おまけ
英語だと所属がカドエビジュエリージムになっちゃうが、ヘンテコな名前だよな。