彼らの年末の世界戦が決まったようです。
井上は怪我明けブランクだから仕方ないにせよ、八重樫はどこか進化、成長したのかな?
世界戦を組みすぎ、3階級制覇にこだわりすぎな陣営と感じます。
相手のハビエル・メンドサは粗削りだが強そうです。
八重樫VSメンドサ
Lフライのメンドサしか手頃な選手がいなかったというところだとおもいます。
メンドサはなんでもない相手に2敗している新米王者ですが、計り知れないところがあります。
前戦、世界王者候補のミラン・メリンドとの試合は負傷判定ですが、決着まで小柄なメリンドにプレスをかけ続けポイントは妥当といえるところがありました。
メリンドはここまでエストラーダにしか負けたことのない選手でしたが、メンドサ戦はエストラーダ戦以上に完敗に近いものでした。
メンドサはサウスポーのファイターボクサー型。距離をとってジャブも打てるが、馬力に任せガンガン前に出てくる。
荒っぽく手と一緒に頭や体もぶつけてくるのでバッティングが起きやすい。
この戦い方につきあっていると眼を腫らしやすい八重樫はカットや眼の腫れで厳しい展開が予想される。
無事ではすまないスタイルをメンドサは持っている。
スピード、クレバーさ、経験で八重樫だが、勢い、体力、パワーでメンドサが上だろう。
八重樫は面白い試合がしたいというが、打ち合い得意なメンドサだけにいかに自分だけ打って動いて打たせないか、退屈でもソーサ戦のような戦い方が必要だろう。
井上VSパレナス
ずっと予想された通りの相手である。一発に注意さえすれば問題ない。
パレナスは勝っても負けてもKOというタイプで普通では井上に勝てないので秘策をもってくるかもしれない。
色々試したいことはあろうが、無傷で次につなげるというのが大事。
ロマゴンとの試合数、相手レベルの差は開く一方だが怪我明けの再起戦なら仕方ない。
その他展望
木村VSゲバラ
判定の木村、12ラウンドゲバラをコントロールできるかどうか?
ゲバラもボディだけ印象的だがガニガン・ロペスに苦労したりしてるしスピードは並みなので判定なら木村が勝ってもおかしくない。
江藤VSクアドロス
フライ級より動けそうだし大柄でパワーもある江藤だが相手が悪い。
今エストラーダかクアドロスかというくらいメキシコ軽量級を背負う選手になりつつあるクアドロス
打ち合いなら江藤にチャンスはあるが、テクニックで及ばないだろう。
三浦VSバルガス
バルガスをいつもの得意パターンで倒してしまうようなら三浦は一流王者になったといえる。
メキシカンキラー最後の総仕上げともいえる。
プレスと強打の当て感、ボディに優れた三浦だがそんなにテクニシャンではないので苦戦するとおもうと、いつもいい意味で裏切られる。
ここで勝てばウォータースとかガンボアなど大物とマッチアップをしても通じるかもしれない。
河野が勝って1号の引退含め、ニュースが賑やかでゴロフキンもロマゴンも霞む勢いだが海外で戦ったことで対戦オファーが増えている模様。イギリスの無敗ホープ、カリ・ヤファイなど見るからに河野より筋がいい。
マニアとしては暫定王者のコンセプションやヤファイのようなまともなランカーと戦ってほしい。
しかしおそらくマカオでレックス・ツォーを選びそうだ。そんなに強くなく、話題先行の相手だから金になる。勝てる可能性も高い。
それがワタナベジムクオリティだ。
そして田口も内山も無駄に時を消化していくだけとなる。
さて、この予想、かなり自信あるが果たして・・・