ナオヤ・イノウエだ/テオフィモ・ロペスのP4P

テレンス・クロフォード、カネロ、井上尚弥、タイソン・フューリー、そして、明らかにロマが入る。これが俺のトップ5だよ。

多くのファイター同様、テオフィモ・ロペスもコロナウィルスパンデミックの中、体調管理に最善を尽くしている。

IBFライト級の新王者は最近ネット上でファンとボクシングについてのOAセッションをした。

ロペスは5月30日にニューヨークのマジソンスクエアガーデンで3団体統一王者のワシル・ロマチェンコと戦う予定だったが、パンデミックの影響で予定は延期された。再開の見通しは立っていない。

子供の頃、喘息の持病で苦しんだ過去を持つロペスは、感染が深刻なニューヨークを離れ、アーカンソー州に移動したが、この時期に体形、体重を維持するのが簡単な事でないことを認めた。

ロペス
「みんな努力している。当たり前のことだ。このクソな状況のせいで太ってしまったよ。体重を減らすための努力をしている。心肺機能を高める運動やエプソムソルト風呂に入ってデトックスし、筋肉を解きほぐす。水分はたくさん補給している。ガレージにサンドバッグがあるからそこで父とトレーニングしている。今日は義理の兄の友人の家にいってトレッドミルを使うよ。」

ファンからはボクシングのパウンドフォーパウンドトップ5を挙げて欲しいと言われた。宿敵のワシル・ロマチェンコを挑発しつつも、彼をトップリストに入れ敬意を示していることが明らかになった。

ロペス
「テレンス・クロフォード、カネロ、井上尚弥、タイソン・フューリー、そして、明らかにロマが入る。これが俺のトップ5だよ。」

ロペス
「俺は喘息持ちで肺が強い方ではない。だからニューヨークを離れた。次にロマチェンコと戦う気持ちは変わらない。ずっと望んでいたことだ。ロマチェンコと戦ってからスーパーライト級に移動するよ。恐らくそんなにテクニカルな試合にはならない。速いKOにはならない、判定にもならない。中盤決着になるだろう。彼が出来る事、出来ない事を見極めて襲い掛かるよ。俺がいかにいじめっ子かってことがわかるだろう。」

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フェルナンド・バルガスを彷彿とさせる、自信家でお調子者のテオフィモ・ロペスだが、ファイターとしての自覚、規律はしっかりしている。

ロペス
「ジャーボンティ・デービスのパワーとスキルは認めるよ。でも彼には規律がない。そこが俺とは違う。規律の欠如が彼を浸食しはじめている。」

デービスはエイドリアン・ブローナーを彷彿とさせる。

中谷正義に大苦戦した過去からも日本人、井上尚弥をちゃんと見ているんだなぁ、評価が高い、好感度アップだ。俺と言わないところも謙虚だ。

井上尚弥は個人的にP4P2位に評価しているが、対戦相手で大物といえるのはノニト・ドネアだけだ。しかもピークを過ぎた高齢のドネアに大苦戦した。

それでも世界中で評価が高いのはその他の試合での圧倒的な勝ちっぷり、動き、勘、センスをちゃんとみているからだろう。あの日のドネアの仕上げも最近では格別だった。そんな井上尚弥やテオフィモ・ロペスのキャリアが、「このクソな状況のせいで=this sh-t」停滞してしまうのは本当に悔しい限りだ。

ロペスよトレッドミルくらい買えるだろ。

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