
11月26日、ジョシュ・テイラーが空けたWBCのタイトルを争う試合だそうです。
マニア必見の試合です。
same age same size
年齢33歳、体格も同じだそうです。
遅いぜ、半日潰れるじゃないか。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | R | |
プログレイス | 9 | 10 | 10 | 10 | 10 | 9 | 9 | 10 | 10 | 9 | 96 |
セペダ | 10 | 9 | 9 | 9 | 10 | 10 | 10 | 9 | 9 | 10 | 95 |
両者に大歓声、若干メキシコルーツのセペダが上か。
1R
共にサウスポー
ウェービングやスリッピングが上手くパンチを食わないが、中間距離で互いのパンチが当たる距離。
よりナチュラルに動くプログレイスだが、より的確で無駄がないセペダのパンチが2度ほどとらえた。
セペダ10-9
2R
似たもの同士、天才同士の戦いにみえる。鏡のようによく似ている。
高度なフェイント合戦をしているが、柔らかく動くプログレイスと無駄なく動くセペダ。
僅差だがプログレイスの左が一発捉えた。
プログレイスはガードが低い。
プログレイス10-9
3R
とても高度で面白い試合。
一発当ててプログレイスが襲い掛かるもセペダは冷静。
上体を動かしまくるプログレイスにセペダは少し追手か。
互角の打ち合いからプログレイスの感性のパンチがヒット。
プログレイス、いつもより真剣で本気だが、余裕がないということか
プログレイス10-9
4R
まだどちらのペースでもなく拮抗している。
感性と爆発力のプログレイスに冷静なセペダ。
プログレイスは33歳とはおもえない柔軟さ。
前に出るプログレイスに冷静にカウンターのタイミングをみているセペダ。
打ち合いは互角もプログレイスの方がパワーがあるのかセペダ出血。
しかしセペダも決して悪くない。
すごいハイレベル
プログレイス10-9
5R
動画ストップでみれず
6R
共に出血している。
5Rみれなかったが両者の動きが少し遅くなっている。
共に消耗している。
後半から復活したのでよくわからないが、セペダが安定している
セペダ10-9
7R
有効打や派手さはプログレイスだとおもうが
安定感はセペダにあり、拮抗し同じくらい消耗している。
セペダがプログレイスの変則に少し慣れてきたか。
プログレイスが打ち込んで、打ち終わりをセペダが捕える
うーん、互角
セペダ10-9
8R
互いに相手をリスペクト、おもったより強いと感じていそう。
プログレイスはいつも圧倒的だが、相手が強いと手詰まりになるのかな。
基本的には同じ戦い方。
セペダはプログレイスに合わせた戦い方。
攻めるプログレイスだが、自由にさせないセペダ。
プログレイス10-9
9R
プログレイスが積極的なようにも
セペダが捌いているようにもみえる、ジャッジ泣かせの展開。
手数ではプログレイスだが、効率的なのはセペダ。
終盤、プログレイスがパンチをまとめ、セペダをロープに詰めた。
ビッグパンチが多いのはプログレイス。
しかし最後はセペダも打ち返し、プログレイスは貝になる。
少し効いたか。
プログレイス10-9
10R
攻めの姿勢を崩さないプログレイスだが
効いているのもプログレイスか
セペダのパンチでプログレイスが効いた姿をみせ
ヒートアップするも、逆にプログレイスが攻めていく。
両者の強打がさく裂し今日一番のビッグラウンド。
セペダのパンチは強いのだな。
打たれたら怯むのでなく強く打ち返すプログレイス
セペダ10-9
11R
まさにチャンピオンシップラウンドだろう。
ここまで互角といいたい。
どちらにもダウンの可能性がある。
プログレイスの左フック、横殴りのオーバーハンドがさく裂し、セペダが効いた。
そこから一気に殴りかかり、同じパンチでセペダダウン。
強烈なダウンで一発でストップ
一瞬の出来事に茫然自失のセペダ。
素晴らしい試合でした。
プログレイスは体格的にはスケール感がないが
素晴らしい柔軟性と自在性、タフネスや根性、エンターテイナー性を発揮した。
改めて、逸材だ。
セペダは世界王者になる宿命にないのか
相手がプログレイスでなければ王者になれたほどの出来でした。
プログレイスはセペダを称賛
これだけすごい試合が日本では静観なのが残念。
バハディール・ジャロロフVSカーティス・ハーパー
東京五輪金メダルのヘビー級、11勝11KO無敗、恐らく時期世界ヘビー級王者のジャロロフが何ラウンドで倒すか。ハーパー14勝9KO8敗も負けは実力者ばかりでやる気は十分。ジャロロフはデカいが、慎重に距離をとり無理をしない。ジャロロフは慎重に距離をとり、右は距離測定で左をぶち込みたいだけのスタイルだが、ハーパーは距離を克服できず3回に左で捕まりダウン。再開も気持ちが切れたか。4回も左一辺倒のジャロロフだが、ハーパー捕まりダウン。カウント9で立ち上がるもレフリーが試合をストップ。
ジャロロフのスタイルはヒルベルト・ラミレスみたいなサウスポーでスキル、スピード上位で左をぶち込むだけ。しかし、200センチ超えのサウスポーでこれだけ真面目なファイトをやられると厄介だ。
チャールズ・コンウェルVSファン・カルロス・アブレウ
ロンドン五輪、スペンスの次のリオ五輪代表、全勝のコンウェルに門番のアブレウ。
総合力と的確性でコンウェルが押しているが、アブレウは不気味なタフネスを発揮して対抗。アブレウ、毎回相手は超一流、プロスペクトの踏み台にされて大変だな。
2-0でコンウェルの勝利もアブレウ大健闘。
以下過去記事
階級ごとにスター選手やめちゃくちゃ強い選手はいますが、最激戦区がSライト級だという持論は変わりません。
ホセ・セペダ
35勝27KO2敗
昔はフェルナンド・モンティエルをサウスポーにしたような天才で世界王者確実だなぁと感じていましたが、テリー・フラナガンとのタイトルマッチで脱臼棄権負けしてから幾多の苦労を重ねて7年の歳月を経てチャンスを掴みました。
途中、世界王者、ホセ・ラミレス戦で負けたりしましたが、消極的なだけで勝ちでもいい内容でした。
セペダの特徴は、相手が強いと判定型のテクニシャンに徹するところがあるが、本気を出せばパンチも強いこと。
イバン・バランチェクとの計8度くらいのダウンの応酬の漫画のような試合に象徴されるように、スキルで華麗に完封したいが、乱打戦に巻き込まれると開き直って打ち合いに出るしかなくなる。
そこでなんとか、上手さを発揮して生き残ったり惜敗したり。
しかし、やっぱりライト級が適正でSライトだと脆さが見え隠れする。
まぁ、相当なテクニシャンです。
レジス・プログレイス
27勝23KO1敗
こちらもまた天才肌でクロフォードの後を追うようにジュリアス・インドンゴに圧勝し、難攻不落の世界王者に輝きましたが、WBSS決勝でよもやジョシュ・テイラーに敗北してからは、なかなかチャンスに恵まれず試合枯れ。
3年で3試合しかしていませんが、やはり別格の強さを発揮しています。
相手を見切って自分のやりたいように戦う感性のスタイルで、やり方によっては全勝、王者を持続できたとおもっています。テイラーを舐めていたような試合に映りました。
たまにウェルター級転向を示唆したり、クロフォードを挑発したりしてますが、最高の才能でありつつ、ウェルターではなくSライト級が適正にみえます。
タンクだ、ライアン・ガルシアだ、テオフィモ・ロペスだというのなら、人気はずっと地味ですが、このプログレイスを攻略できるのかよと言ってみたくなります。
この試合に限っては体格差もなく、予想としてはどちらも好みだが、油断しなければプログレイスが上回るとおもわれるが果たして・・・
それにしても、この階級、4団体を制したジョシュ・テイラーが縮小気味になってしまいこの状態。
私が注目する中央アジアの
ショージャホン・エルガシェフ
シャフラム・ギヤソフ
ダニヤル・イエレウシノフ
あたりにいつチャンスが訪れるのよ、というくらい群雄割拠で強豪が多くてついていけません。
新人のプロスペクトもたいていこのあたりの階級が多いしね。
気になった選手
エミリアーノ・バルガス
台風小僧、フェルナンド・バルガスの息子はみんなボクサーで全勝のようですが、その3男かな。
親父に似た風貌のスイッチヒッターで、全体的にはまだよくわかりませんが、このKOパンチはエグイ。
ジャブアッパーみたいなパンチで相手がこの倒れ方。パンチ力は確実に親父を継いでいますね。
レイモンド・ムラタヤ
デビュー戦で注目したプロスペクトのムラタヤ(ムラタリャ)勝ち進んでいます。
たいしたアマチュアではなかったのか、一体どれほどだったのか、いまいち情報がないですが、アマではライアン・ガルシアに3勝だそうですが、今の立場はまだ地味、実に堅牢な正統派だなぁとおもうのですがいかがでしょうか、戦国のライト級、Sライトあたりだから厳しいかな。