王者の証明/レイモンド・ムラタラVSアンディ・クルス

鏡のような相手とのハイレベルな試合となりました。

2019年にはじめて彼の記事を書いて、今このような位置にいるというのは感慨深いですが、私は正直アマチュアの皇帝、アンディ・クルスの勝利を予想していました。

うーん、しかし私としては互角か精度でややクルスかなとおもった内容でしたが、拮抗した内容でより積極的だったムラタラ勝利でも納得です。

アンディ・クルスは挑戦者なので、勝利を手にするには互角じゃだめ、明らかに上回る何かが必要でしたが、そこまでは実行できなかった。

ムラタラがコーンロウヘアーにしたせいで、そっくりさん対決になりましたが、スタイルも似ていて異様な反応速度でハイレベルな試合となりました。そっくりだがムラタラの方がやや大きくパワフルにみえる、そんな印象が判定に影響したのかもしれません。

私はずっとアマチュアで3戦3勝というムラタラがなぜライアン・ガルシアより無名で評価が低いのか疑問でしたし、ガルシアに傷がついた以降は本当のホンモノ、ムラタラが評価される時が来ると信じていましたが、やっとその時が来ました。

これで、最激戦区のライト級

シャクール・スティーブンソン
ジャーボンティ・デービス
アブドゥラ・メイソン

が王者に君臨している階級でもレイモンド・ムラタラも一切ひけをとらない強豪王者であることを証明してみせました。もうジャーボンティ・デービスの時代は終わったかもしれませんが・・・

だって他の誰もアンディ・クルスという怪物の挑戦をスルーし続けていましたから。

それでも、次戦で敗北の可能性もあるほどにライト級は激戦の猛者が揃っています。

いくら井上尚弥、オレクサンドル・ウシクといえど、ここまでハイレベルで険しい階級ではないので、このような内容の試合が実現するライト級はある意味羨ましい。

このレベルで対抗できる日本人はいない。

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