予想となると平凡なものになります。
過去最強の相手ではあろうが、かといって、ここで苦戦するとはおもわない。
スティーブン・フルトンVS井上尚弥
両者にとって現在可能な最高のカードであり、井上が言うようにSバンタムデビューにしてフルトンに勝てば階級最強を証明できる。フルトンにとっては、王者であっても知名度も人気もない現状を覆すことができる、注目度も報酬も最高の試合となる。
井上有利ながらもフルトンにも勝機があり、長期戦の接戦になるという予想が多い。特に識者や関係者の予想は競ったものになっている。
そもそも井上尚弥が中盤から後半まで接戦、相手にダメージを与えられていない展開はよろしくない。あまり考えられない。序盤から圧倒し、一方的、中盤あたりには趨勢が決まっている、相手は心身のダメージが深刻という状況が望ましいし今までの勝ちパターンだ。
フルトンがいかにディフェンスが上手く、クリーンヒットをもらわず、かなりタフだとしても、井上の正確で強烈なアタックを前に守勢となり、ダメージを蓄積させていくのは確実とおもわれる。
序盤、まだ温まる前に井上の嵐でフルトンが腰砕けにダウンし終わってしまうか
中盤から終盤にフルトンが耐え切れずギブアップ
という結果を予想する。
鍵はボディと左フックだ。
ロベイシ・ラミレスVS清水聡
こっちの方が予想が難しい。
五輪2大会連続金メダルのロベイシこそこの日一番の大物といえるが、プロではまだ信用を確立していない。清水が37歳でアマでもプロでもはるかに若いロベイシの方が結果を出している事実をふまえると、清水不利は否めない。判定では勝てないだろう。
しかし両者には歴然とした体格差があり、清水のファイトスタイルはやりにくい。おまけにパンチも強い。ロベイシがバンタムに近いフェザーなのに対し、清水はライト級に近いフェザーだ。
蓋を開けてみないとわからない要素が大きい。
スピード、見た目の華麗さ、実際のスキルではロベイシがはるかに有利だろうから、清水はノックアウトするしかない。ロベイシのスピードと反応速度に37歳がついていけるかどうか。
わかんないけど予想となるとロベイシの判定勝利か。
この男がプロで覚醒すれば少なくともフルトンより強い、大物だろう。