それぞれ、アメリカを代表してリオ五輪に出た同士。まだ21歳と20歳です。
カルロス・バルデラス
3勝3KO
日本の成松が2回戦で屈した相手。
成松が1回戦で下したベネズエラのルイス・カブレラに屈した事もある。
しかし3回戦で有名なラザロ・アルバレスに屈した。
この男に米国勢は全部持っていかれているなぁ。
リオではフェザー級だったが、プロではテオフィモと同じライト級で戦っている。オーソドックスなメキシカンスタイルだが、ジャブの引きが速く、パンチが硬質で今売り出し中のシャクール・スティーブンソンやマイケル・コンランよりもパワフルで個人的には好きです。
キャリアを稼ぐ段階ですが、凡庸な戦績の相手でもそれなりにいい動きをしている気がする。
テオフィモ・ロペス
7勝6KO
リオではまだ10代だったんだな。
初戦で銀メダルのソフィアーヌ・オーミアに敗れた。
オーミアは今年の世界選手権金(上記ラザロ・アルバレスを下した。)
アムナットがリオで倒された人です。
https://www.youtube.com/watch?v=dfE-WPHv1Eo
https://www.youtube.com/watch?v=bwfjwHSCE6Y
こちらも風貌からメキシカンか、明らかにプロ向きの選手だろう。
テンポがスローで手数も少ないが、パンチは重くて速い。
彼らは今後飛躍する選手だろうが、国を代表するトップアマであり、こんなのがゴロゴロいる練習環境で、現王者はトレーニングしているのだろう。
ポカをせず無敗キャリアを積んでいき、テストマッチを乗り越え、10戦、15戦程度がひとつの山なのだろう。その過程を克服したものが王者になっていく。時間、順番の違いだけだ。試合より練習仲間の方が強い。だから本場は層が厚い。
既に王者より強いプロスペクトはたくさんいるんじゃないかな。
おまけ
彼らの壁、上に君臨してきた面々
ソフィアーヌ・オーミア
https://www.youtube.com/watch?v=6SvqYWQ2bIo
ラザロ・アルバレス
https://www.youtube.com/watch?v=dINbJyt2Sqk
ロブソン・コンセイソン
https://www.youtube.com/watch?v=tE_ipQYTbgo
オトゴンダライ・ドルジニャンブ
https://www.youtube.com/watch?v=kB_V4IQrtGo
上かどうかは別として、アジアでは金、世界だと銅ばかりのモンゴル選手。
清水や成松の上をいく存在である。