無敗対決は挑戦者ケル・ブルックに軍配があがった。
才能豊かなブルックに野性味満点かつ確かなアマチュアキャリアを持つポーターが上回る。
ポイントリードされていても倒すかとおもっていましたが、獰猛なアタックをクリンチやホールドで消されてしまいました。
アレクサンダーには通じた徹底したごり押しスタイルのポーターですが
本格的なウェルターの体格を持つブルックはうまくさばいたことになりますが、最初からの作戦か、打ち合いは避け、接近戦を拒み、アウトボクシングの見栄えで上回っただけの辛勝にみえました。
これがキース・サーマンならもっとリスク覚悟で激しく打ち合ったとおもいますが、実力派本物ながら塩なスタイルでした。
ともあれ、ビッグマッチ、強敵を攻略したブルックはまず同国のアミール・カーンとのビッグマッチが期待されます。
アメリカ無視でもビッグマネーファイトになるでしょう。
両者、たぶん打たれ脆いでしょうが、カーンのようなポカをしない冷静さがブルックにはありそうです。
ポーターはまた這い上がるしかありません。
アウトボクシングで分が悪く、接近戦は相手の戦術で良さを封印されてしまい、今後も同じスタイルではきついでしょうが、打ちのめされたわけではないので復活を期待します。
オマール・フィゲロアVSダニエル・エストラーダ
荒川に勝った同士、拮抗した試合だったが、やはりフェゲロアの方がスター性がある。
タイミングばっちりの右でエストラーダをノックアウトしました。
しかし、毎度激闘王で王座は盤石とはいえません。
左右関係なくナチュラルに手が出るフェゲロアですが、顔や体格を見るとどうもキッズボクシングに見えてしまう。
リナレスの方がキレがあるがフェゲロアの方がタフで柔軟性がある。
わずかにフェゲロアが勝る気がするが実現は?だ。
小さいのに階級上げるようで、Sライトだと厳しいでしょう。リナレスから逃げた?なんとなく戦いたくなさそうです。
[youtube]http://youtu.be/OlqPBDWC5u0[/youtube]
ホルヘ・リナレスVSアイラ・テリー
一撃カウンターで見事な勝利。
しかし勝って当然のやりやすい相手だったとおもう。
アウトボクシングしていたら強いが荒武者みたいな相手だと危うい。
ライト級をとって名王者となれるかどうか、相変わらず脆さと強さが同居している選手だ。