色々な事情を省いて観戦
村田VSブランダムラ
解説、ゲストはベタ褒めだが、ビッグマッチをやったら世紀の凡戦となりはしないか?
相手とはフィジカル、パワー差が顕著で、村田が捕まえて倒すか、捕まえ損ねるかだけが見どころで、ブランダムラのパンチに脅かされる要素がひとつもない試合である。毎回KO率の低いそんな相手ばかりで大丈夫だろうか?
圧倒しているようでボディ以外のクリーンヒットはほとんどない展開。退屈で観戦を諦めかけた矢先の8回に右を当て、そこから一気にKOに持ち込んだ。
村田の魅力は強固なブロックとフィジカル、パワーで、32歳で今以上の技術的幅はないだろう。左フックも打てないのか打たないのか。プレスと当てる工夫をこの少ない武器を頼りに磨いていくだけだろう。
解説は途中から、判定ばかりのブランダムラを倒すのは難しいと村田を擁護していたが
ビリー・ジョー・ソーンダースにも
ミシェル・ソロにも
8回で倒されている選手である。
正直、とても退屈と感じてしまったが、改めて、ブロックとフィジカルは強い。
もっと怖さが備わればなぁ。
比嘉VSロサレス
比嘉はプレスをかけてボディで倒すファイターだが、ロサレスの手数と根性が上で逆になってしまっている。浜田氏の指摘どおり、打ち合いのダメージは互角でもアッパーや離れ際に当てるロサレスの方が常に見栄えがいい。
いい打ち合いに終始したが、8ラウンドの公開採点で劣勢を知ると9ラウンド、ロサレスの根性が続くとセコンドがあっけなく棄権。ロサレス勝利となった。
今まで比嘉のいい面ばかりだったが、やはりポイントをリードするほどの技術的優位性はなく、左フックとボディばかりのわかりやすい根性型である。対策されると苦戦する。
根性も耐久力もある若い有望な選手だが、戦績ほどとびぬけたボクサーではない。フライ級最強を支持されていたがその判断は早急すぎだ。
減量失敗からの体重制限で、普段よりリバウンド幅が抑えられ、軽くてパワーがのらなかったのだろうか?リバウンドパワーが武器だと言われても仕方がない。
全て自業自得である。
擁護できるところはない。
ネリとの比較や悪意とかの話はなしだ。
そんなの想像の世界だ。
やった事は同じ、ルール違反なのだ。
ロサレスは魂のこもった素晴らしい試合をしたが、セルビーやヤファイの技術に負けた選手である事をおもうと、比嘉の階級アップでの前途も厳しいものだ。
やれ、superfly参戦だ、やれニエテスだ・・・
まだまだそんな資格はない、一からやり直しだ。