誰もが避ける日陰の実力者同士の対戦。若さと爆発力のチャーロに経験と技術のコロボフ。しかし実はコロボフも前半強く後半疲れるタイプだ。ジャーメル同様にチャーロは目覚めた大器なのか、勢いだけで穴があるのか。コロボフの悲願と奥深さに期待する。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | R | |
ジャモール | 9 | 9 | 9 | 9 | 9 | 10 | 9 | 10 | 10 | 9 | 9 | 10 | 112 |
コロボフ | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 9 | 10 | 9 | 9 | 10 | 10 | 9 | 116 |
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フランプトンやロサレスが負け
今はウォーリントンやエドワーズが王者
あまりピンとこないが、今日は(今年は)アップセットデーかもしれません。
予定調和のチャーロワールドになるのか。
まさかのジャーメルの陥落、10人観たら9人がジャーメルの勝ちといいそうな試合ですが、ジャッジはユナニマス。ゲストのハードは少しうれしそうですよ。これに動揺されるか1分兄貴のジャモール。チャーロ兄弟とはつまり瞬発力です。35歳コロボフ、アップセットで締めくくる?
余韻さめやらぬうちに、サクサク始まります。
1R
少しチャーロの方が背が高くアップライトで上から。
静かな立ち上がりで差をつけられないが
ラウンドマストなら左をジャブのようについた
コロボフ10-9
2R
やはりジャモールの方が当たり前だけどジャーメルより大きい。
スピードはジャーメルだが、パワフルで重そう。
ジリジリとプレスをかけてコロボフをパワーで威圧しているが
打ち返すコロボフのコンビネーションが当たった。
コロボフ10-9
3R
ジャモール相手にやっぱりコロボフはタダモノではないな。
チャーロのプレスとパワーが少しづつ上かなとおもいつつ
コロボフのいきなりの左が炸裂
コロボフ10-9
4R
チャーロのパワーとプレスと丁寧さも相当ですが
その相手にこの内容をみせるコロボフ、強い。
コロボフの左ストレート、右フックが的確でチャーロもいつものようにガンガン行けない。
そろそろチャーロにつけないと、とおもいつつ
また終盤にコロボフの左が印象的
コロボフ10-9
5R
パワーも威圧感もチャーロに感じるが
有効打はコロボフなのだ。
チャーロのKOできるジャブを簡単にさばくコロボフはやばいな。
残り1分あたりで必ずコロボフの左が一発炸裂する。
若さとパワーでプレスをかけているのはチャーロなんだけど
コロボフ10-9
6R
ポイントはコロボフだが、若く大きなチャーロはまだ体力がありそうで
35歳のコロボフはここからどうだろう、ひとつのミスで効いてしまうだろう。
コロボフの右フックがあたる
しかしこのラウンドはパワーとプレスで前進したチャーロ
チャーロ10-9
一発で趨勢が決まりそうだ。
トイレにもいけない。
7R
実況はここまで互角。
チャーロに有効打はないのだがこのままではまずいのだろうか。
常にチャーロの方が怖いパンチを放っているが
打ち合いで当てているのはコロボフの方だ。
チャーロのパンチの隙間にフックのカウンターを当てている。
アマチュアであればコロボフだろうが、重そうなチャーロに実況はつけているんだろう。
コロボフ10-9
8R
コロボフがこのまままではまずいと積極性を出してきた。
しかしチャーロが頑丈でパワー負けしてきたか。
より屈強にジャブを出した
チャーロ10-9
9R
私の採点はコロボフだが
実況はチャーロだろう。
大きくて強そうにみえる。
チャーロが獰猛に攻めるも小さなフックカウンターを当てるコロボフ
お互い勝負と覚悟を決めてきたようだ。
有効打はコロボフも手数と積極性で大きくチャーロらしい。
コロボフは左が当たらなくなってきており、打ち合いからのショートフック頼みになってきた。
どちらの点でもいいような内容だが
疲れが顔にみえるコロボフより
黒くて何もかわってないようにみえるチャーロの重厚さだろう。
チャーロ10-9
10R
実況は87-84でチャーロ
ジャモールがこんなに苦戦するのははじめてだ。
迫力はチャーロ、それにカウンターを上手く当ててるのはコロボフ
ダイジェストだとチャーロのいいところばかりなのでチャーロだろうが
私は
コロボフ10-9
11R
コロボフの左ストレートが強く当たる。
有効打、スキルではコロボフの試合だろう。
パワーとプレスとジャブでチャーロだが。
これはさっきの試合のハリソンよりもコロボフであって欲しい。
チャーロも分厚い攻撃を仕掛けるがジャブ以外当たってはいない。
コロボフの左ストレートが何度かチャーロを直撃するも
チャーロに効いた様子はない。
これじゃ私の採点はコロボフで結果が逆になりそうだ。
コロボフ10-9
12R
打ち合いでチャーロの何かが炸裂しコロボフ効いた。ヨロヨロ
さらに追撃されダウン寸前。
もうダウン回避しかないか。
最後にチャーロがこれで負けはありえないという印象をつけて終了
それでも10-9なのだ。私の採点はコロボフだ。
チャーロ10-9
勝ちにしたジャーメルが負けて
負けにしたジャモールが勝ちそうな予感です。
チャーロがコロボフを上回っていたのはパワー、体力、ジャブでした。
細かな技術はコロボフだったと信じたい。
実況は
117-110でチャーロ
119-108
116-112
115-112
チャーロ
やっぱりな。
しかしこの試合はコロボフがスキルで上回っていたとおもいます。
ラストラウンドに勝負ありでしたが、それでも10-9
チャーロ兄弟、大苦戦の一日でしたが
評価は変わらず、強いです。
コロボフ、残念、別の王者になら勝てる、いや既に貴殿は王者級だ。
boxingsceneは最終回を10-8につけて
114-113でチャーロですよ。
ダウンなしで10-8はいかんでしょ。
帳尻合わせでしょ。
ハリソン勝ちならコロボフも勝ちでしょ
これはそんな試合なのでした。
KO勝負、ダウンとならず、観客はモヤモヤしたかもしれませんが
片時も目が離せない緊張感ビリビリの2試合でした。
前座
ドミニク・ブレアジールVSカルロス・ネグロン
双子か兄弟のように似た風貌で体格も似てる。
巨人だがマッチョ型ではなく緩い。スピードもキレも緩い。ブレアジールがプレッシャーをかけていく。
パワーはブレアジールにありそうだが、下がりながら応戦するネグロンのパンチの方が正確。
ネグロンがサウスポーになると今度はブレアジールが下がる。ブレアジールは上手くいかずイラついている。
パワーはブレアジールの方が上だが、何もかもネグロンの方が上手く戦えている。
ネグロンにパワーがあれば勝てそうだが、パワーで勝るブレアジールが耐えて打ち返し、ネグロンフラフラ、効いた。
イズ・ウゴノウ戦と同じで、体格は同じでも下から増量してきたネグロンと元々超ヘビーのブレアジールではパワーが違う感じ。
技術ではネグロンが上でも、その後はずっとブレアジールのプレスとパワーを凌ぐのに精いっぱい。
9ラウンドにブレアジールがやっとネグロンを捉えて右側頭部一発でKO勝利。精度もスピードも悪いが体力勝ち。
観戦しているワイルダーを挑発。ワイルダーもそれに応える。