形の上ではWBC正規王者になったチャーロだが、カネロはじめその他王者、エリートと言われるミドル級に完全に無視される立場となった。けれど王座の統一やミドル級トップを証明したいなら避けては通れぬ男であるし、フランチャイズなんちゃらはとりあえずWBCだけだ。他のまっとうなランカーたちを相手にしたりベストを尽くして新しいミドル級の流れを作るしかない。
相手のアダムスは無名ながら、強豪連破でこの挑戦を掴んだ。ゴロフキンの復帰戦にも指名されていたが、チャーロを選んだ。人気番組「コンテンダー」には各選手シリアスなストーリーがある。その中で勝ち抜いてきたアダムスは気が置けない。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | R | |
チャーロ | 10 | 10 | 10 | 9 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 119 |
アダムス | 9 | 9 | 9 | 10 | 9 | 9 | 9 | 9 | 9 | 9 | 9 | 9 | 109 |
.@FutureOfBoxing lands fiery left hook and backs up @BAtheCannon in 3RD! #CharloAdams pic.twitter.com/T3oeTRA95u
— Premier Boxing Champions (@premierboxing) June 30, 2019
1R
アダムスが筋肉質で小さいのだがチャーロがかなり体格有利。
明らかにジャーメルよりも大きい。太い。
チャーロが慎重に距離をキープし隙を見せないので
アダムスは距離が遠く容易に踏み込めない。
パンチも届かない。
チャーロは隙をついて狙っていく。
チャーロ10-9
2R
リコンドーとマスボクシングをしていたくらいチャーロは
緻密で繊細な技術を志向しているようで以前のような強引な爆発力は影を潜めたが
よりつけいる隙がない。アダムスも必死に的を絞らせないように動く
チャーロ10-9
3R
アダムスは最近の実績通りかなりの実力者だ。
頭を動かし被弾しないように注意しながら、チャーロをロープに押し込んで
活路を見出そうとしている。距離が遠いと難しいので展開を変えようとしている。
チャーロは重厚で鉄壁だが、ややスローで意外性がない。
チャーロ10-9
4R
アダムスが小さく、ダッキングも使うので
チャーロは当てにくそうだ。
アダムスがプレスしてきてもアッパーなどを使って打ち返しているが
タフな実力者のアダムスの奮闘を評価
アダムス10-9
5R
コロボフ戦に続き、チャーロの評価を下げる試合になりそうだが
アダムスがピークでバリバリの実力者なのだろう。
それでもジワジワ緻密に攻めて、アダムスをコーナーに釘付けにし
ラッシュを放つチャーロだが、よく見えているアダムスはサバイブ
アダムスはいい選手だ。
チャーロ10-9
6R
アンドラーデがはじまってしまいそうだ。
アダムスにKO負けはあるのかな、かなり屈強でタフな選手だ。
今までのチャーロの相手とは効き方が違う。しっかり耐えている。
チャーロがエンジンを上げて倒しにきたが、アダムスはしっかり耐える。
チャーロ10-9
7R
アダムスは倒しにくい選手だが
これにどう対処するのだろう。
アダムスにも屈強で隙の少ないチャーロを倒す活路がないが
よく集中している。
チャーロ10-9
8R
アンドラーデの方を見てしまってよくみてないが同じ展開か
9R
KOしたいチャーロがやや強引に攻めていくが
アダムスが対処しているという構図
2試合同時は無理だな。
チャーロ10-9
10R
申し訳ないが同じ展開
KOしたいチャーロとタフで的を絞らせないアダムス
チャーロ10-9
11R
アダムスはかなり足腰が強い。
ダッキングが低く頑丈。
普通ならチャーロがノックアウトしてそうだが
アダムスはフィジカルが鬼。
勝つまではいかないが。
チャーロ10-9
12R
最後まで倒したいチャーロと
決定打を食わぬアダムスという展開で
アダムスの健闘が光った。
これで終わりな選手ではないだろう。
判定はチャーロだろうが
評価は落としたな。
ほぼフルマークでチャーロの完勝
前座
エリクソン・ルビンVSザカリア・アトウ
エリクソン・ルビンは依然として謎だ。イシェ・スミスをノックアウトして引退させた。
チャーロ戦は不運なだけで怪物なのか。
スピードがある方ではないが終始重厚で安定感があり、余裕で攻め続け
4回ロープに詰めて相手を圧倒、嫌倒れしたアトウは立つも、セコンドが敵わんとギブアップ。
少しクラシカルなスタイルだが、生き物としての強さが違うという印象で、これは王者になるだろう。
.@EricksonHammerL applies the pressure in RD2! #LubinAttou pic.twitter.com/t90dAvxQID
— Premier Boxing Champions (@premierboxing) June 30, 2019
エドゥアルド・ラミレスVSクラウディオ・マレロ
ラミレスは謎のゴールドだかの王者
マレロはニャンバヤルと接戦だったのでまだまだ見たい。一部の王者より強い。
静かな出だしだが鋭い、速いのはマレロ
スキルに自信があるマレロが追いかけてラミレスが守りに忙しい展開だが
マレロもなかなか捕らえることができず、余裕こいているので時折食う。この余裕がいつも墓穴となるのだが。
ヤファイと同時観戦だが2試合ともに打ち合いなのに判定臭が漂う。マレロ余裕みせすぎ。
メキシカンはタフなのに。
116-112
115-113
118-110
クラウディオ・マレロ
WBA王者レオ・サンタクルスへのエリミネーターだそうだが
実現するのだろうか