今日の試合をなんとなくチェックしていて思い出した逸材、WBAミドル級正規王者のゲナディ・ゴロフキン、味のある難敵カシム・オウマを10RKOで防衛だそうであります。ちなみにスーパー王者はフェリックス・シュトルム。
理想に近いマルチネスと個人的に好きなピログ、実力者はいるが人気がいまいちなミドル級にあってこの王者のことを無視するわけにはいきませんでした。
アテネ銀メダルや世界選手権金を筆頭に錚錚たるアマチュア実績をひっさげたゲナディ・ゴロフキン、アマではアンドレ・ディレルやルシアン・ビュテ(ルーマニア)を右フック一発でKOしたこともあるそうだ。贔屓のピログより実績上位だろう。
そのボクシングスタイルはやや小柄でオーソドックス、スピードも並でそんなに見惚れるものはないのだが、コンスタンチン・ジューのようなタイプで当て勘とパワーがすさまじい。アマの技巧もさることながら下がることをせずプレッシャーをかけて重いパンチで相手を仕留めるプロ向きな選手だ。
このゴロフキンがミドルを席巻しても不思議ではない。安定王者ではあるが眠たい技巧派シュトルムならば粉砕してしまいそうだ。
ピログやゴロフキン(カザフスタン)はじめ、サーシャも然り、ロシア系ボクサーは政治同様アメリカとの交渉で問題あるのかなかなかスターダムに上がってきません。
戦うにはハイリスクローリターンすぎるんでしょうか。
アマチュア実績しかり、総合でもちらほら、ロシアが本格参戦してきたらヘビー級同様ボクシングの構図が変わっちゃうかもしれません。
頑張れピログ、ゴロフキン!あと精彩かいてはいますがマット・コロボフあたりもいずれ世界王者にはなるでしょう。
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