生観戦叶わず・・・仕方なくテレビ観戦。国歌斉唱とかなしはテレビだといいもんです。
山中慎介VSホセ・ニエベス
あっさり1RKOとなった。立ち上がったがレフリーが止めたのはニエベスの意思?まだ10カウントには達してなかったようにおもうが。
初回、相手の出方を探るには山中のパワー、スピード、プレスが強烈すぎた。タイソン全盛期のように初回をしのぐのさえしんどい。
ダメージよりも恐怖心を与えての完勝だ。
が、結果だけみて山中強すぎ、ニエベス弱すぎとは言えない。
一発、山中踏み込んだ際、エグイ返しのタイミングで顔面に食っている。パワーがなかったがタイミングはやばい。
ニエベスは戦績をみると2敗はバリバリのトップランカーで惜敗といえる内容。力を出す前に終わってしまっただけで強い選手であることは間違いない。
イケイケだったころの長谷川のようにこういう試合だと自信が過信となり自分の課題が見えなくなってしまう可能性があるが、左のパワーと距離は抜きんでており、今日のように初回から主導権を握れると試合が楽になるだろう。
体格もよく本格派すぎる立派な王者だとおもう。ライバル不足なのが気の毒だ。3つも日本人が保持しているタイトル(WBAはモレノと言いたいが)だが、山中だけが本物である。
ツニャカオとやった時の山中が実力の全貌に近いとおもうが知名度抜きにすればSバンタムのマレス、サンタクルス、テラザスよりパワーがあって強いとおもう。
今後、左は徹底的に警戒されるはず。右を磨けば西岡以上の実績を残す可能性がある。
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=uSzbahO5_gE[/youtube]
長谷川穂積VSヘナロ・カマルゴ
ノーダメージの完勝。次世界ゴーサイン出てよかった。
相手は長谷川を研究してなかったとおもわれる。確かに完ぺきノックアウトだが、2発とも左のビッグスイングでボディ打ちそうな態勢からおもいっきり大振りな顔面パンチ。
浜田氏も言ってたが見てないでこの軌道で顔面当たるだろ的な憶測パンチみたいなのを見事に食って撃沈した。
あれは大きな武器だが世界王者に当たるパンチとはおもえない。事前に研究したらなおさらだ。
ただ、昨日書いた長身王者のジョナサン・ロメロには当たりそうだ。
相手のパンチはひとつも食ってないので文句のつけようのない完ぺきな勝利といえる。
長谷川にはロチャを倒した右もある。あれが個人的には一番びっくりしたパンチだ。しかしジャブはない。
右も密かに磨いて世界を是非再びとって欲しいとおもう。いきなりリコンドーではなしに・・・
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=rvl1FGLtxQU[/youtube]
八重樫東VSオスカル・ブランケット
八重樫はアウトボックスすると退屈でファイトすると激闘となり必ず魅せるスタイルとまではいえないところがある。
スキルフルでテンポも速いがジャブをよく食う。ダメージを残す試合ばかりだ。
技術差で危なげない勝利とみたがフライ級ではまだ他の王者、元王者の面々の方がはるかに格上だ。
恐らくジムでも井上とか強力な練習パートナーがおり抜きんでた存在ではないだろう。
ビッグネームとの対戦も近そうだがいい練習を積んで臨んで欲しい。
しかし忘れてはいけないが、八重樫と井岡はほぼどっこいな勝負だったことだ。
井岡は無傷で独自の道でエリート街道まっしぐららしいがもっと強いやつはいくらでもいるということだ。
それと湯場が初回KOで5階級制覇。
キャリアとパンチがあり誰にでも勝つ可能性とモロに食ってしまう癖、年齢もあってKO負けする可能性も同じくらいある。
毎回危ないと感じてしまう歴戦の猛者だが、くれぐれも身心いたわってください。