スーパーフライの新たな幕開け/SuperFly3出陣

主役不在のスーパーフライ3ですが、第2章に入ったといえるのかもしれません。第3章、4章あたりで全階級、完全決着を望みますが果たして・・・

スーパーフライ3の参加選手たちは、ロサンゼルスのファビュラスフォーラムで9月8日のスーパーフライ3の記者会見を行いました。選手に加えて、特別ゲストの元4階級王者ロマン”チュコラティート”ゴンザレスが参加しました。

ファン・フランシスコ・エストラーダ
「ここに再び戻ってこれて光栄です。私はシーサケットとの再戦を望んでいます。うまくいけば次回のスーパーフライで実現するかもしれません。また、2012年に負けたチョコラティートとの再戦も願っています。この階級でHBOのような巨大なプラットフォームで戦うことが出来、(その機会を作ってくれた)チョコラティートには感謝したい。今はメキシコの高地でトレーニングをしています。9月8日に素晴らしいパフォーマンスを約束します。」

ドニー・ニエテス
「このような機会を与えられて大変光栄です。ALAプロモーション、360プロモーションに感謝いたします。私にとっては4階級制覇をかけた大きな戦いです。アストンの事はよく知っています。フィリピン人同士の偉大な戦いですが、それはリングの中だけです。私たちの間には多くの敬意があります。」

アストン・パリクテ
「私のプロモーター、ロイ・ジョーンズJr、360プロモーションズ、そしてHBOに感謝いたします。ドニーの事はよく知っています。フィリピンのレジェンドとリングを共有できるのは大変な名誉です。ロスでトレーニングをしており、世界王者になります。」

井岡一翔
「初めてアメリカで戦えてとても嬉しいです。スーパーフライのシリーズは偉大な王者たちの本場であり、ここで戦いたいとおもっていました。マックウィリアム・アローヨは非常に強い相手ですが彼と9月8日に戦うことを楽しみにしています。イスマエル・サラスとラスベガスでトレーニングします。」

マックウィリアム・アローヨ
「カルロス・クアドラスに勝つことは私のキャリアで大きな事でした。井岡が素晴らしいボクサーである事は知っています。9月8日が楽しみです。360プロモーションにこのような機会を与えていただき感謝いたします。」

ロマン・ゴンザレス
「偉大な選手たちを称えるためのこのような機会にお集まりいただき、感謝いたします。私自身は9月15日に試合がありますが、勝利を誓います。9月8日にここに集う全ての選手を祝福し試合を楽しみにしたいとおもいます。」

トム・ロフラー
「参加選手だけでなく、このシリーズの象徴でもある、チュコラティートの出席を大変光栄におもっています。彼が2016年にフライ級でエドガー・ソーサに勝った試合でこの階級に関心を持ったのです。彼は4階級王者としてカルロス・クアドラス以上の驚異的な戦績を持つ偉大な選手でした。このシリーズを継続してサポートしてくれたHBOに感謝しなければなりません。」

継続は力なり・・・
主役交代、主力が消えたスーパーフライ3も継続開催されることになりました。記事の最初には誇り高きスーパーフライ級の王者と競争者とありましたが、このメンツには王者は一人もいないので、ニュアンスを変えました。

IBF王者、ジェルウィン・アンカハス
WBA王者、カリ・ヤファイ

は独自路線で参加していません。

ロマゴンを破り王者となったシーサケットは新興アジアのマーケットに出陣することになりました。
けれどきっと彼は帰ってくるでしょう。

個人的な予想は

エストラーダ
アローヨ
ニエテス

が勝ち上がると考えていますが

ふっきれたのなら期待したい井岡や、見た目は一番強そうなパリクテに期待しているところもあります。ニエテスとパリクテのサイズの違いは想像以上でした。サラス仕様の井岡の変化にも期待です。所属問題が残りそうですが、これが日本人ボクサーの未来地図でもあります。(岡田もトップランクと契約しました。)そうでもしないと日本は世界に取り残される時代になりました。

あと一か月をきりました。
WBSSの前の関心事ができました。

何でもない選手に2敗しているパリクテですが、サイズやパワーの優位性があるこの階級でどんな試合をみせてくれるでしょうか?

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コメント一覧
  1. クマドン氏
    >>ただなんか、勝つんじゃないかな  分かります。その感じ。今までの筋書き通りの路線に慣れ親しんでるからなのでしょうか。私は以前からここでもマニアの中でも珍しい?井岡のファンとして呆れられていますがそれでも厳しいかなぁと思うのは一番は階級です。身長などは井上あたりと変わらなくても骨格が違います。階級を上げてもパワーアップが望めるタイプではないと思いますし唯一の敗北もフライに全然アジャスト出来ていないまま挑戦したアムナト戦でした。
    また同じことを繰り返すのか?はたまた違う内容・結果を見せてくれるのか?注目です。
    これをクリアすればビッグマッチが見えてきます。

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  2. 一瞬の真夏さん

    同感です。初めての階級で一発目がアローヨ、アウェイ、これは
    なかなかのハード路線なので、勝敗よりも内容に注目しています。
    ただなんか、勝つんじゃないかなと思ってますが。

    英語の件、納得です。
    海外でトレーニングするならトレーナーと意思疎通が絶対ですし、
    その点に不安がなさそうなのは真のプロな気がします。
    日本人が海外を拠点にできない最大の理由は語学だと思うので・・。

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  3. パリクテ、勝つんじゃないでしょうか。
    井岡、今回はファン云々は別として復帰試合で試合間隔が空いて今までと
    ジムも違うどころか国まで違う。慣れ親しんだ環境で調整も出来ず食事から
    自然環境まで違う。さらに国外での試合も初めてで階級までアップ。
    どう考えてもSフライは適正とも思えない上にとどめは相手がアローヨ。
    これで勝ったら、物凄い事だと思いますし裏を返せば非常に厳しいと思います。
    ただ勝敗というよりも内容にも注目したいです。
    *クマドン氏
     井岡の英語力は奥様が英語が堪能だそうですよ。だからかもですね。

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  4. パリクテ、デカい(笑)ニエテスもそんなチビではなかったはずですが……
    井岡vsアロヨが1番興味深いですね。

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  5. パリクテ、顔と拳のサイズだけならライト級ぐらいに見えますね。
    しかしサラスに教えてもらえるパイプと謎の英語力の井岡。
    ちょっと面白い。

    今回メインの試合が一番興味をそそられないですが、この興行の
    勝ち上がりが誰になるかで、次回の盛り上がりに繋げられるでしょうね。

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