米国でフィリピン人同士の世界戦はものすごく久しぶりだが今年だけで2回もあった。それだけフィリピン人のボクシングがかつてないほど世界レベルで盛り上がってりるのだろう。老獪なニエテスが大きく強打の若手を攻略して4階級制覇を果たすのか?
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | R | |
ニエテス | 9 | 9 | 10 | 9 | 10 | 10 | 10 | 10 | 9 | 9 | 10 | 10 | 115 |
パリクテ | 10 | 10 | 9 | 10 | 9 | 9 | 9 | 9 | 10 | 10 | 9 | 9 | 113 |
さっさとはじまるのがいい。
1R
お互い慎重な出だし
パリクテの方が多く手を出すがニエテスは余裕でカバーリング。
しかし鋭く大きなパリクテを前にニエテスにはまだまだ遠い。
パリクテ10-9
2R
パリクテの遠距離からの鋭い攻撃を技術でいなし
懐に入っていくニエテスだが、まだタイミングを計っているのか
強いパンチは皆無。
カウンターで当たったらニエテスが倒れそうなパワー差を感じるが
ニエテスがまだ査定しているだけなのかもしれない。
巧いがパンチの強さをまだ全然みせていない。
パリクテ10-9
でも会場はニエテスの2-0らしい。
パリクテにも奥の深さはないが。
3R
パリクテの攻めをすべていなすニエテスの技巧
ニエテスがレッスンしている格好なのか
しかし効果的なニエテスの攻撃は何もないように感じる。
会場の採点にあわせ
ニエテス10-9
12回だからこれからか
4R
やはりパリクテのサイズとパワーがニエテスには鬼門のようだ。
守りは出来ているが攻め切れない。
当たってなくても攻めてるパリクテを支持する。
パリクテ10-9
5R
ニエテスにこの体格差はかなりきつそう。
ガードの上からでも効いているのはニエテスの方だろう。
ベテランの技巧にパンチが当たらないパリクテだが
ほとんど攻められることがない。
とおもったらニエテスの踏み込んだパンチを食う。
軽く感じるがこれが効いてくるか。
ニエテス10-9
6R
採点が難しい試合。
ニエテスが技巧を発揮しているがほとんどディフェンスの技巧
パリクテは大きくてパンチが強いが単調。
ニエテスが踏み込みを増やしてきた。
ファイター型ではないニエテスはフェイントを使い
上下に大きなパンチを踏み込んで当てていくしかなく
成功も失敗もある。
うーん難しいがあれこれ試みている
ニエテス10-9
7R
相変わらず守れても攻めることができないニエテス
パンチが当たらないが攻めているパリクテ
ニエテスは大振りの単発でしかヒットできない。
それでも技巧でニエテスか
ニエテス10-9
8R
階級上の強いホープに
ニエテスが胸を貸してる構図
技巧はニエテスだが、技術を披露しているだけで
効果的な攻めは少ない。
パリクテは技術で劣るがパワーと体力で勝るのでやりあえている。
ニエテスは相手が大きく遠くやりにくく
パリクテは圧倒するには技巧が足りない。
ニエテス10-9
9R
ダニー・ガルシアVSショーン・ポーターがはじまった。
同時にはちゃんと観れないな。
同じ展開で益々ニエテスは守りだけで攻めることができていない気がする。
ゴング間際に一発だけニエテスの右クリーンヒットがあった。
パリクテ10-9
10R
ここまでは両者負けといえるような膠着状態。
ニエテスが技巧でパリクテをさばいた形か。
しかしパリクテにダメージはないだろう。
しかし自身のパンチは当たらない。
個人的には
パリクテ10-9
11R
ニエテスにパリクテをKOするのは無理だろう。
単発でしか当たらない。遠い。
それでも遠くから有効打を当てて当てさせないのはニエテスの方
パリクテはガムシャラに攻めたい。
ニエテス10-9
12R
これは採点泣かせだ。
技巧でニエテスなのだろうか
ニエテスは上手いがパリクテは大きすぎて攻撃が機能しなかった。
パリクテはまさにサイズとパワーの選手で応用が何もない。
有効な攻撃は少なかったがニエテスがベテランの味でレッスンした形だろう。
ラストはニエテスが明らかに勇敢に攻め、明白にリードした。
パリクテは勝ったと勘違いしてるのか逃げてばかりでクリーンヒットをボコボコもらう。
このラウンドでニエテスの勝ちを印象づけた。
ニエテス10-9
116-112 パリクテ
118-110 ニエテス
114-114 ドロー
ドロー
技巧はニエテスだが、大きなパリクテは攻撃できない壁だった。
最終回のようなプレスを増やさないとこの階級では体格が厳しいニエテス。
パリクテはサイズとパワーだけが頼り。