底知れぬ可能性を秘めた下田の初防衛戦の相手、リコ・ラモスを予習しておこう。
トップアマ出身、アメリカ黒人、ディフェンスが上手い、そんな特徴のある選手なので敵地でのポイント合戦は厳しいとおもわざるをえない挑戦者です。
まだ王者でないからリストにも入れないぞ!
http://boxrec.com/list_bouts.php?human_id=447374&cat=boxer
試合が近いので再アップ。
未知の強豪、敵地での試合ですがどうなりますでしょうか?
下田はよく前半ダウンとりますがとどめはさせません。
ダウンとってラモス警戒して下がらせる展開になれば勝てる。
技術に翻弄されてカッカして頭からつっこんだら負ける
と妄想します。
ラモスが王者で下田が挑戦者、なんだかそんな試合展開が予想されます。
どうしたって技術の幅、ポイントのとり方などはアマチュアエリートだったラモスが上のような気がします。
しかし何かやってくれるよな!
プーンサワット<李<下田
なんて3段論法は通じないだろうがそのくらい力あるならこの挑戦者も超えられるだろう。
ラモスが王者となったところで暫定にはあのリコンドゥがいる。
リコンドゥと戦うのはラモスでなく下田である!!!
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しかし冒頭でも書いた底知れぬ!部分が下田にはあります。プーンサワットの牙城を崩した李との対戦ではおもいきりよさと次に何しでかすかわからないボクシングでテクニシャンの李をパニックに陥れてしまいました。
今まで見ていての下田の特徴は
・動きにキレがあり前半強い
・一発でダウンとるパワーとタイミングを持っている
・しかしテクニックでポイント抑えるほどスキルフルではない。勢いで圧倒タイプ
・気持が強くガムシャラ
・かみ合わないとイラつく、バタバタする
・喧嘩みたいなファイトになる(後半)
こんな感じでしょうか。
すべては非凡な才能を秘めたまだ発展途上の選手だからこその特徴で、世界戦前にはじめて距離感について知ったみたいなエピソードもあるようにまだまだ強くなる可能性を持った期待できる天才です。
彼のボクシングが洗練、完成されるのはまだ先だとおもわれますが現時点でのポテンシャルだけでもこの強豪に勝ってしまっても不思議でない魅力があります。
下田が勝つにはコンディション、スタミナをばっちり整えて初回からエネルギッシュな勢いで相手をたじろがせペースを握ることが大事とおもわれます。
ラモスはホーム初挑戦だからわかりませんが、豊富なアマキャリアから慎重に下田の出方に合わせ技術で対抗してくることが濃厚とおもわれます。
下田が勝つにはKOかダウンを何度か奪うなどはっきりと優劣を印象づける結果でないと厳しいとおもわれます。
ジャブやディフェンスなど細かな技術、備わった能力が高い選手を優勢につける傾向のある本場ではなおさらです。
だがしかし、なんとなくですがこういう強豪すらも勢いで圧倒してしまい、長期戦となる前に下田が圧勝、ラモス初KO(あるいはダウン)なんて期待してしまうのが下田の魅力であります。
こういう素晴らしい試合ほど日本で生中継は期待できないけど、独特の雰囲気の中で野性味発揮して暴れまわってくれることを期待します。
ライバル粟生が最近強くなってきてるのでそれに負けないで本場ファンをあっと驚かせてください。
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