高校7冠の怪物君デビュー!とか色々ありますが今はこれしか関心がありません。
何度も書きますが、ドネア有利な世界的オッズ、両者共通の対戦者もいず比較論がしにくい・・・
そんな状況でみなさんはドネア攻略にどんな妄想を抱いていますか?
フライ級でダルチニアンを一撃ノックアウトしてからはじまった快進撃、ドネアの試合を振り返ってみて苦戦した部類ってどんな試合かといえば
体重超過を犯したラファエル・コンセプション戦
負傷判定となったモルティ・ムザラネ戦
なんかがよぎります。
いずれの試合もドネアは本気出さず、サウスポースタイルをチェックしたりやや余裕かました試合、コンディションもそこそこだったようにはおもいますが。
そして直近の
バスケスJr戦
ジェフリー・マセブラ戦
では体格、体力的なアドバンテージがなくなったためか、勝利は手堅くとも負傷したりダメージは負いました。
スピード、距離感、反射神経が半端でないドネア、だからといって距離つぶしてガツガツファイトしようにも、立派な王者となったヘルナン・マルケスやウラジミール・シドレンコはファイタースタイルでボッコボコにされてしまいました。(彼らはサイズ的な問題もあったか)
サウスポーの技巧派ナルバエス(彼もサイズの問題が大)はブロックと警戒だけ徹底しましたがワンサイド負け。
どうすりゃドネアを攻略できるのか、その糸口さえ掴みにくいです。
一流同士、ダルチニアンやモンティエルはおもったようにパンチが当たらない、俊敏でシャープなドネアにイライラし、ペースを掴むためちょっと強引に仕掛けたところをズドンとえぐいカウンターを食らってしまいました。
大振り、強引な接近は命取りかもしれません。
西岡は彼のスタイルからして丁寧で冷静な様子見から入り、細心の注意を払って臨む、ややナルバエス的な感じで立ち上がるとおもわれます。
本人も「自分の手が上げられるまで油断せず、細心の注意を払って勝ちます」と語っています。
静かな立ち上がりというのはたぶん間違いないでしょう。
お互いそういう警戒心のかたまりで序盤を迎えるとおもわれます。
そういう展開で理想的なのはやっぱり西岡VSジョニー・ゴンザレス戦。初回に距離の遠いハードヒッターのジョニゴンのストレートを食ってダウンした西岡ですがそこから冷静に修正し3ラウンドには左をアジャストさせて一撃ノックアウトをみせました。
この左には伏線があってその前にも似たタイミングがあり、決めたのはボディにみせかけてやや半身の位置からの顔面へのストレートでした。
サウスポーならではで相手の正面ではないのでカウンターを食いにくいポジショニングだったとおもいます。
西岡必殺の左は威力はもちろんですがポジショニングが特徴的です。
若いころはキレと勢いだけでバカスカ当てていましたが、ベテランになってからは左ストも左アッパーもポジショニングの重要性が増しているように感じます。
あれがドネアにとって未知の領域であれば面白いんだけど・・・
以外と体格のアドバンテージのないドネアにはパワーファイトが一番のような気がしてますが
ファリックス・トリニダードVSバーナード・ホプキンス戦
カール・フロッチVSルシアン・ビュテ戦
そういうボクシングは西岡スタイルにはないでしょう。
サウスポーの技巧派、ナルバエスの戦いが自分にとってVS西岡戦の大きな判断材料でしたが、ナルバエスのように慎重、警戒しつつも下がることなく手を出して、互角の探り合い、カウンターを待つドネアに仕掛けるよりドネアが仕掛けてくるのを誘う展開
というのくらいしか攻略の糸口が見つかりません。
おもうように試合運べなくて焦って強引に仕掛けた方が負け、淡々と、冷静さを保っていた方が勝ち
かなぁ。
打たれ強くはないだろうドネアですが、柔らかく足もあり、バスケスJrやマセブラのハードパンチを少々浴びても怯むことはありませんでした。
彼を効かせる、倒すには強烈なカウンターが必要でしょう。
皆さんはどんな作戦、展開が理想ですか?
今はただ、常々完ぺきなボクシングを追求するという西岡の言葉を頼りに、試合毎に精度を上げているその姿を信じるしかありません。