皆さんのライトヘビー級の一押しは誰でしょうか?私は寡黙なベテルビエフさんですが、試合も寡黙(少ない)です。海外はビボルにまつわる記事が多い気がするので彼が人気、本命なのでしょうか。確かに一番若くて将来有望な優等生ですが、そろそろ統一戦に向かおうよ。口だけのあいだに、皆入れ替わってしまいましたよ。
WBAライトヘビー級王者のドミトリー・ビボルは、アレクサンダー・グヴォジクVSアドニス・スティーブンソンを生観戦し、グヴォジクのパフォーマンスに感銘を受けました。
ビボル
「試合は拮抗したペースだったが、最終的には若いグヴォジクが勝利した。グヴォジクは素晴らしいファイターです。グヴォジクを、ウクライナを祝福します。試合が後半になるとスティーブンソンよりもグヴォジクの方が優位なので、彼が勝つとおもっていました。素晴らしい勝利で、私はグヴォジクとの試合を受け入れますが、今はまだ話すのは早すぎます。」直近の試合で元王者のジャン・パスカルに勝ったビボルは統一戦の準備が出来ていると言います。ビボル陣営のリャビンスキーはビボルがジャン・パスカルをノックアウトできなくとも、それは問題ではないと言います。
リャビンスキー
「ボクシングは奥が深いのです。パスカル戦ではノックアウトできませんでしたが、ノックアウトが全てではありません。ノックアウトがない試合こそ重要です。それはストーリーがまだ完結していないことを物語っています。相手をノックアウトすると言わないファイターはいませんが、そればかり狙っていると上手くいかない事もあります。ノックアウトできるに越したことはないですが、それが出来なくとも、勝つということは全体の距離をコントロールしたという事です。試合を、距離を支配、制圧するというのがボクシングにおいてもっとも重要なことなのです。」
https://www.youtube.com/watch?v=FqjSwJNLTWc
なんだかグヴォジクのパフォーマンスに対する言い訳のようにも聞こえますが、ダウンのない判定試合でも、危なかしくてヒヤヒヤな勝利もあれば、まず負けはない、盤石の勝利だなというものもあります。
ビボルは最近判定が続いていますが、相手より速く精密で機動力も旺盛で隙がないので、見てて安心感、安定感はあります。若くスタミナにも問題がなく後半も落ちないところが、ベテランのコバレフやスティーブンソンとも違うところです。
しかし、いいかげん、統一戦の煽りもコメントも散々聞いてきたので、そろそろそういうステージに駆け上がって欲しいものです。最近のビボルはなんだかんだいっても、白黒はっきりした過去の選手と茶を濁す、キャリアを積む試合をこなしてきただけに過ぎません。
ライトヘビー級が一新したとはいえ
エレイダー・アルバレス
https://www.youtube.com/watch?v=WsTv2QIzB2M
アーサー・ベテルビエフ
https://www.youtube.com/watch?v=u89iXtyirXg
アレクサンダー・グヴォジク
https://www.youtube.com/watch?v=W9bid4XyYss
みんな30代です。
ビボルだけが肉体的にはピークといえる27歳ですから、時間が経てば経つほど有利です。皆、エリートアマチュア出身ですが、実績ではビボルの上をいく結果を残してきた王者ばかりです。
なんだかんだ、ビボルは優等生発言はするけど、プランは全部スタッフの言うなりなのだろう。優等生すぎるのだ。
2019年はライトヘビー級で統一戦が起こって欲しいものです。
そうでなきゃ、王者が一新した意味がありません。
苦労人のアルバレスを応援していましたが、見事に怪物王者を下して戴冠したのでひと段落。
再戦ではやっぱり怪力、コバレフのリベンジを期待しますが、この階級の統一戦、2019年こそ頼みます。