モロニーなのか、マロニーなのか知らないし、紳士だし王者級の実力者だと言える尊敬できる挑戦者だが、過去記事に書いた通り、井上の圧勝を予想する。この採点表が必要ないほどに。井上尚弥の凄さは初回をみればわかる。
死ぬほど世界王者になりたいのに、井上との対戦をニコニコ笑顔で受け入れるモロニーは好漢だ。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | R | |
井上 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 60 |
モロニー | 9 | 9 | 9 | 9 | 9 | 8 | 53 |
ゴールドのコスチューム、ゴールドのグローブで井上入場
デービスVSサンタとモロ被りだが、こっちの試合の方が早く終わると予想。
1R
共にゴールドのグローブ。
少しモロニーの方が背が高い。
モロニーが前に出るが井上は下がらない。
井上のジャブが速く鋭い。
モロニーも速く鋭いが、井上のジャブやストレートの方が鋭く
モロニーは早くも紅潮しているか。
モロニーも極上の仕上がり
井上10-9
2R
目が離せない展開。
モロニーは近づけないので
中間距離を保つが、そこからのパンチがなかなか鋭い。
井上のボディストレート
モロニーが少し下がってきた。
井上の鋭さに少し遅れ始めたか。
モロニーのガードは硬いが、それを破って井上の鋭いパンチが当たっている。
井上10-9
3R
ここまで井上有利だが、モロニーもなかなかやるなという印象。
しかし井上の鋭さが勝っており、相打ちでも井上のパンチが強烈に入る。
井上は見切った感じでやや余裕がある感じだが、モロニーはタフで
わかりやすく効いた様子はみせない。
井上がガンガン前に出てアッパーを打ち込む。
勢いに差が出てきた。
井上の小さなパンチがコツコツ当たるがモロニーは効いた様子をみせない。
井上10-9
4R
デービスVSサンタが始まった。
井上が断然押している。モロニーは耐える。
そろそろモロニーは苦しそうだ。
モロニーが打っても井上が強烈なカウンターを返す。
しかしモロニーはタフだ。
井上が優勢だが、モロニーは井上のパワーやリズムに慣れてきたかもしれない。
井上10-9
5R
モロニーが打ち込んで井上がガードを固めるが
何かが効いたのか、戦術の変更か。
全体的には井上が押しているがモロニーもまだ鋭い。
芯を外しているのか、ディフェンスがいいのか、タフだ。
井上の強烈な右ストレート。
これでもモロニー倒れない。
井上が倒しそうだが、モロニーは頑丈だ。
井上10-9
6R
ここまで井上のフルマークだがモロニーも強い。
井上の左フックでモロニーついにダウン。
ここで決めた方がいい。
モロニーはダメージが蓄積している。
もう井上の独壇場といえそうだ。
モロニーは足を使って必死に耐える。
結局仕留めきれなかったが、モロニーの将来を考えるならセコンドは考えるべきかも。
井上10-8
7R
6Rのダウンはタイミングでさほど強いパンチではなかったか
しかしモロニーはジリ貧だ。
追い詰められた獲物のような状況になっており、井上に余裕がある。
井上は大味にならずボディを打ち込んでいきたい。
ちょっと仕留めに入って狙っている。
ラウンド最後に井上の右カウンターが完璧に入り
モロニー立てず。
モロニーは強かった。
井上の顔面も少し傷ついた。
しかし井上が強すぎた。
モロニーには本来、アウトがだめならインで、接近戦に強さも持っていたが、井上の反応速度と破壊力が強烈でインファイトは出来なかった。足を使ってよく動いたが、そうなら井上も波状攻撃でプレッシャーをかけ続け、顔面で仕留めた。ジャブが鋭く強いから、モロニーとはテンポが違うから徐々にダメージ差、スピード差が顕著になっていった。
最後は強烈なカウンター、ダウンで、モロニーは必死に立とうとしたが立てなかった。右足がグニャリとなっていた。
このフィニッシュと各ラウンドの圧倒感で
井上尚弥はP4Pナンバーワンになるのではないか。
こんな圧倒感と美しいKOができる男はいない。
やはり、ネリーもカシメロもパワー自慢ぶりを誇示しても、井上とはスピード、テンポが違い、話にならないかもしれない。
ランナーに徹した時のリゴンドーだけが未知数だが、もう時代が違いそうだ。
20勝17KO
20連勝の大台に乗せた。
世界のファンは井上尚弥と誰の試合がみたいのだろう?
同じ日、裏側でPPVの舞台、ノックアウトオブザイヤーのようなKO勝利を魅せたジャーボンティー・デービス、パワーでサンタクルスを強引にねじ伏せたが、観てて楽しいのはこういう豪快なファイト、シーンなので、WBO王者のハリマオ君、獣みたいなカシメロは退治する必要があるかな。真逆のキャラ、スタイルだし。