
17勝14KO、ここまで完璧に階段を上り詰めてきた双子の兄は、勝負の時に備えどんな準備で臨むでしょうか、計画通りに事は進むでしょうか?
オーストラリアボクシングの最大の双子の才能、モロニー兄弟はゴールドコーストの海岸で世界タイトルのトレーニング、歴史を作る準備をしている。ジェイソンとアンドリューは、豪華なキャリアの中で互いに助け合ってきた。世界のベルトをオーストラリアに持ち込む準備が出来ています。
彼らは小柄なファイターで、騎手のようなサイズです。ジェフ・ホーン、ジョン・ミルマンスクールに所属しています。27歳の彼らはメルボルンでボクシングを始め、着実に上昇してきた。
2104年のコモンウェルスゲームで金メダルを獲得したアンドリューは最新の試合で元世界王者のルイス・コンセプションにTKO勝ちを収め、無敗王者、カリ・ヤファイの指名挑戦者の立場を手に入れた。
兄のジェイソンは今週の土曜日、ジェフ・フェネックがかつて持っていたIBFバンタム級の王座をかけて、エマニュエル・ロドリゲスと戦う。メルボルンで育った双子の兄弟は最初はサッカーを補足するためにボクシングを始めた。最初からエリートではありませんでした。
ジェイソンはアマチュアの最初の試合で敗北
アンドリューはデビューから7試合連続で負けました。しかし、互いにスパーリングなどで切磋琢磨し、国際的なアマチュア大会で金メダルを獲得するまでになりました。
現在、プロでは両者とも無敗、ジェイソンは17勝14KO アンドリューは18勝11KOです。
現在は故郷のメルボルンを離れて、ニューサウスウェールズ州のクングスクリフに住んでいます。ダニー・グリーンを育てたアンジェロ・ハイダーの元、トレーニングをしている。アンドリューはプロとしてボクシングに専念していましたが、ジェイソンは少し前まで配管工として働いていました。
アンドリュー
「双子がそうであるように私たちはとても似ています。兄が打たれて私が痛みを感じるような事はありませんが、自分の試合より兄の試合の方が緊張してしまいます。何年もスパーリングをしてきました。私がエマニュエル・ロドリゲスになりきって最善を尽くして手伝っています。ロドリゲスは素晴らしい王者でジャブが強いが、ボクシングは基本に忠実です。前足過重です。ジェイソンはもっと多彩に動くことが出来ます。フットワークが自在でスムーズです。以前は後ろ足過重のスリックなスタイルで勝ち続けてきましたが今では、よりアグレッシブなパンチャーに変貌しています。それが17戦して14KOという高いKO率を生み出しています。」
この兄弟、特にジェイソン・モロニーについては続報を待って書き加えたいとおもいます。
[st-card id=35254 ]双子でボクシングの区別はつかないが、ジェイソンの方が背が高いのでわかりやすいといえます。やや大きなジェイソンの方がKO率も高い。わかりやすいです。前戦では元王者ではあるが井上やレックス・ツォーに敗れた河野を、アンドリューは河野には勝ったが落ち目の元王者のルイス・コンセプションと
ステップアップを図る慎重なマッチメイクでここまで無敗できているといえ、無謀なチャレンジは避けてきた印象です。それでも取りこぼしなく確実に結果を出してきた技術的裏付けと、高いKO率を誇るジェイソンのキャリアは侮れないです。
ロドリゲスと同じで、基本に忠実、さらに慎重で堅実、やや退屈ともいえる手堅いスタイルという印象ですが、このレベルでもその慎重さ、手堅さで真価を発揮できるでしょうか?
https://www.youtube.com/watch?v=fRAZ94fQdfc
河野よりはフォームがキレイで手堅いボクシングをしていますが、ダウンはジャブで、決着は負傷判定。スピードや回転力、嵐のような狂暴さは感じません。極めて教科書的なオーソドックスです。スピードと才能の違いでロドリゲスが勝ち上がるとみていますが、ジェイソンの平均的なリズム、ペースになれば、リスクを冒さない堅実なジェイソンの展開になるかもしれません。
時代、タイミング次第で王者になれそうな逸材ではありますが、このトーナメントを勝ち抜ける突出した才能はない、というのが事前予想です。
ジェフ・フェネックのような獰猛さ、狂暴さを感じないのです。風貌も優しげですしね。
続報に期待。