メインがイシェ・スミスだから見逃していたが、前座に注目の試合が・・・もうすぐだ。11月18日(日本時間19日)ラスベガス
MYP4Pにも入っているモンゴリアン、ニヤンバヤルの9戦目。
相手は不完全ガイドで取り上げた米国拠点のフィリピン人ホープ、デラトーレ
強力なマッチメイクです。
ツグスソグ・ニヤンバヤル
8勝8KO
世界選手権銀
ロンドン銀
トップアマ出身のモンゴル人には苦節のストーリーがありそうで、興味深く、探したが見つからなかった。
ツイッターはある。
ニヤンバヤルのツイッター
https://www.youtube.com/watch?v=rRitYBg41vU
強固な下半身とシルクロード仕込みの体力で前進し、倒して勝つファイター寄りの選手。キューバやロシアのトップアスリートを打ち破るアジアンスタイルの極みとその存在感から、無理にでも応援したくなってしまうボクサーだ。実績では日中韓(モンゴルだけど)アジアナンバーワンホープではないだろうか?そして井上より力強いといえるかもしれないとも・・・アル・ヘイモンの契約選手。
ハーモニット・デラトーレ
19勝12KO
https://www.youtube.com/watch?v=GQyJ218oK5s
米国拠点のフィリピン人は侮れない。NEXTパッキャオとして何度も紹介されている。名前も印象的。ややギクシャクした動きだが、リーチが185センチもあるのでアンバランスなのだ。
どっちかというとデラトーレの方によく受けたなという漢を感じるが、20戦目を控えてこのくらいのサバイバルをしないと本場では上を目指せないのだ。ましてやフィリピン人では。
やはりアマチュアキャリア豊富なニヤンバヤルのスピード、テンポの方が速いので、ここもKOで乗り越えると予想するが、若いデラトーレの実力は侮れない。
そして、全KOのパンチャーぶりもみせているニヤンバヤルであるが、アマチュアメダルはフライ級での話だ。さすがに内山パンチのSフェザー、ロマチェンコが君臨するこの階級まで増量する事がベストなのか不安もよぎる。前戦、勝ったとはいえ、同じフィリピンのジェミノに手を焼いたのも、デラトーレが受けた理由のひとつかもしれない。
アジア人としてどちらも応援したい選手の激突は楽しみでも、もったいなくもあるが、ここを勝てば、ニヤンバヤルにはセルゲイ・リピネッツやドミトリー・ビボル、村田諒太並の少ないキャリアでの出世も許されていいとおもう。
フェザー以下でやってくれないかなぁ。
この男だけは日本人としても応援せずにはいられない。
しかし彼の両親は我が子に「ツグスソグ」という名前をよくつけたもんだ。
何度聞いても覚えられないやんけ・・・
モンゴルじゃ、太郎みたいな意味なのかもしれんけど・・・
俺の頭の中ではモンゴルのニャンニャンですよ。
練習パートナーなのか、同じシルクロードつながりなのか
近藤戦を終えたリピネッツとのツーショット
同日、別会場でガーナのプロスペクト、デューク・ミカーの米国デビューがあります。
こっちも応援したいです。