田口、河野の試合が決まったそうです。
ワタナベジムだから?WBAだから?
やりたい放題で組みやすい相手ばかり探してくるここのやり口。
こんなのが協会長とか務めちゃ本当にアカンよ。もう、見損なったを通り越して大嫌いだ。
予想を上回るひどい組み合わせでした。
そんな、姑息で阿漕な日本勢はスルーして海外での注目試合がコレ。
アンドレ・ウォードVSスリバン・バレラ
セルゲイ・コバレフ挑戦へのステップ
ウォードにとってはLヘビー級テストマッチ
という意味あいがあるのだそうですが、人気薄、試合枯れとはいえメイウェザーに次ぐ評価もある無敗のSミドル級スーパー王者のウォードですらこの立ち位置なのだから本場はすごい。
そしてウォード圧勝だろというムードともいえないのが相手のスリバン・バレラの不気味さ。
17勝12KO無敗で今最高のホープであるアルツール・ベテルビエフとの対戦話からも逃げなかったキューバンだ。
アマ時代にはチャド・ドーソンやベイブット・シュメノフに勝っている。
2000年の世界ジュニアチャンピオンでもあるそうだ。
パワーに依存しない手数の選手という印象を受けるが、アグレッシブだし基礎はしっかりしてるし欠点らしきものはない。
ホプキンス相手に判定までいったカロ・ムラトも5回でTKO
やや正面すぎ、横の動きやフェイント、クイックネスに乏しいかもしれないが王道の強さだ。
https://youtu.be/baXAOtk42uw
ウォードはいわずと知れたアテネの金メダル。子供の頃に負けていらいずっと無敗という動体視力に優れたディフェンシブな職人ボクサーだ。
スーパー6も涼しく勝ち、大きなチャド・ドーソンも問題にしなかったウォードがバレラのスピードを見切ってポイントメイクするだろうというのが見解だが
まともに打ち合うと痛い目に合うかもしれない。数値ではバレラの方が大きくパワーもあるだろう。
完全無欠のウォードにもかつてこんなシーンがあったのだ。
このダーレイ・ブーンという相手はかませの雑草だが、大物相手にいつも見せ場を作る達人だ。
スティーブンソンに勝ち、コバレフを倒しかけ、最近でもホープに食い下がったが負けにされた。
このシーンをみるとクリンチ際や密着後のもみ合いシーンで気持ちが緩んだ瞬間だとウォードもサンドバッグになる瞬間があるということだな。
バレラはきれいに戦いすぎることなくラフさをミックスすればひょっとするかもしれない。
バレラを応援している自分がいる。
メイウェザーと同じで怖い相手じゃないからな、ウォードは。
そういえば、最大のホープであるベテルビエフに暗雲が差しているそうだ。
怪我もあったが、問題は彼がチェチェン人で、テロリスト化してISに参加しているとも言われる民族だからだそうだ。
非常にデリケートな問題だが、彼自身はボクシングに人生を捧げたアスリートなのだから政治の要素は絡まないで欲しいものだ。
スポーツが代理戦争でいいじゃないか?