井上尚弥VS中谷潤人は必要か?

井上尚弥が9月のムロジョン・アフマダリエフ戦後に予定していたリヤドでのWBA世界フェザー級王者ニック・ボールへの挑戦を中止してSバンタム級にとどまる、相手は試合中止となったサム・グッドマンやアラン・ピカソが候補となる

というようなニュースをみかけました。

やはりSバンタムで中谷潤人と戦った後にフェザー級へ転向
フェザー級からSバンタムの出戻りは肉体的負担が大きい

という判断なのか憶測だそうです。

ルイス・ネリ戦、ラモン・カルデナス戦で立て続けにダウンしたことが原因か、RingMagazineに語ったようにフェザー級が限界、身長が170とかあれば別だが、体格的にそこが限界と言ってました。

フェザー級からSバンタムの出戻りは肉体的負担が大きいというのは個人的にも感じていたので、路線変更の方がいいとおもいますが、ムムム・・・な点もあります。

ムロジョン・アフマダリエフ・・・まずはこの男に集中することが第一だ。恐らく過去一パワーとフィジカルが強い。そして打倒井上のためだけに生きている。先日の調整試合は慎重に危なげなく勝利したが、やはりもっさりしてスピード感がなく、井上の敵ではないという印象を抱いたが、それは相手に合わせてのことなのかもしれない。敢えて隠し、試合を長引かせ、色々と確認しつつ試合を進めたのかもしれない。

トップアマチュア300戦超のキャリアは伊達ではなく、決して甘くみない方がいいだろう。

それでもアフマダリエフのようなタイプには焦らず急がずジワジワ崩していけば相性的にも問題ないと確信しています。

次にサム・グッドマンやアラン・ピカソ・・・

これは観たくもないや、己の失態だか恐れだかで試合をキャンセルしておいて、十分な時期を経て井上戦を再び引き当てる必要はないだろう。サム・グッドマンは井上戦をあてにして高額ローンに苦しんでいるというが、助けたい気持ちでもあるのだろうか?

まぁそうなると相手がいなくなるが、上記2名の名前だけはもう聞きたくもないですし、勝負論もほとんどありません。この時期までに台頭してきた最強の挑戦者にしてください。

そして中谷潤人・・・

直近の西田との王座統一戦、個人的には西田を応援しているが、中谷が勝ちあがることを見込んでいるのだろうが、両者は未だバンタム級なのだ。Sバンタムで中谷との試合を優先するといっても、そのころ中谷はSバンタムなのだろうか?

ベルトは井上尚弥が独占しているとして、中谷がSバンタム級に割って入るにはバンタム級を返上してSバンタムで無冠戦をこなすか、井上尚弥への挑戦がいきなりのSバンタム初挑戦となるしかない。

さらに、参謀のルディ・エルナンデスはこんな事も言っている。

「我々は、必ずしも井上尚弥戦を待つのではなく、自ら道を切り開かなければならない。Sバンタム級をスルーしてWBOフェザー級タイトルをかけて、ラファエル・エスピノサと直接対戦したい。背が高く才能豊かな二人のファイターが戦うので、素晴らしい試合になるでしょう。ジュントの地位も上がるでしょうし、観客を驚かせるでしょう。フェザー級の世界王者となって井上の挑戦を待っていればいい。

井上とジュントは同じ高速道路を走っているが、車線が違う。交わる道は交わる。我々は準備万端だ。」

実現は薄いが個人的にはこちらの方が望ましい。中谷潤人が最も苦労し、同時になじむ階級はフェザー級だろう。そのくらいの骨格がある。

井上尚弥VSニック・ボール
中谷潤人VSラファエル・エスピノサ

日本人の両者が勝てばフェザー級で激突

これが理にかなっているようにおもいます。
ニック・ボールよりラファエル・エスピノサの方が恐ろしい存在だともおもっています。

残念ながら未知の強豪はいるかもしれないがSバンタムにはもうあまり魅力的なランカーはいない。フェザー級で両雄の活躍を見届けたい、そんな心境だ。

そして井上の路線変更でニック・ボールは8月にルイス・ネリと戦う話が出ている。これもまた井上尚弥に向けたアピールなのだろう。ルイス・ネリは井上尚弥に完敗し、体格は変わらない。

日本には両者以外にも世界を目指すSバンタムがいる(フェザーもいるかな)下町や村田など、西田のアップセットだってありうる。

あまり井上尚弥VS中谷潤人に固執せず、未来の計画もあいまいに、目の前の敵を倒し、フェザー級という終着点に到達してもらいたいものだ。

井上尚弥VSニック・ボール
中谷潤人VSラファエル・エスピノサ

の方が相手憎しで個人的には燃える。
井上も中谷も憎くない、どちらもファンなのだ。

とりあえず西田頑張れ!

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