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誰も知らない偉大な王者/“El Boxi”ブライアン・カルロス・カスターニョ

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その正直なファイトスタイル、エキサイティングなボクシングでなぜ裏街道なのか不思議な、誰も知らないWBA王者、アルゼンチン発のブライアン・カスターニョが一歩踏み出す時が近づいているようです。

ブエノスアイレス 裏街道の勇者/ブライアン・カルロス・カスターニョVSセドリック・ビトゥ

現世界王者のアルゼンチン人を知っていますか?ボクシングマニアとしては恥ずかしい、昨日知ったのですが、このような試合が今年の3月10日に行われていたんですね。 この記事が気に入ったらいいね ! しようシ ...

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アルゼンチンのブライアン・カスターニョはスーパーウェルター級の新勢力です。この階級には、IBF IBO WBAスーパー王者のジャレット・ハード、WBC王者のジャメール・チャーロ WBO王者にハイメ・ムンギアが君臨しています。その他にも元王者のエリスランディ・ララやオースティン・トラウト、トニー・ハリソンらタレントが豊富です。

“El Boxi”というカンガルーがボクシンググローブをつけて戦う漫画がニックネームのカスターニョは南米選手権金メダルなど、アマチュアとして181勝5敗5分という記録を誇ります。その星の中には、エロール・スペンスやエスキバ・ファルカンが含まれます。WBSではセルゲイ・デレビヤンチェンコにも勝っています。

29歳のカスターニョ(15勝11KO)はビッグネームとの対戦を望んでいます。ジャレット・ハードに敗れて王座を失ったエリスランディ・ララが次の対戦候補の可能性が高いです。ララはハードにスプリットで敗れたが、ジャッジの一人は114-113でララを支持していた。

現在、PBCのアルヘイモン傘下のカスターニョはVSララ戦が1月に実現する可能性があるといいます。

カスターニョは2016年11月、エマニュエル・デヘスス戦でダウンの応酬の末、6ラウンド逆転KOでWBA暫定タイトルを獲得、その後、フランスのミシェル・ソロにスプリット判定で正規王者に昇格、今年3月は同じくフランスのセドリック・ビトゥを最終回TKOでタイトルを防衛しています。

デヘスス戦では2ラウンドにダウンを屈したものの、初回と6回にパワフルな右でダウンを奪い返し逆転勝利しました。

ミシェル・ソロ戦はカスターニョが不利といわれる試合でした。ソロはこの試合まで9戦8勝全KO1分でした。セドリック・ビトゥもカスターニョ戦まで11連勝4KOでしたが、終始優勢に試合を進め、最終回ボディでTKOしました。


危なかった試合

あなたのニックネームは "Ray Sugar"ではないのですか?

"Ray Sugar"ではなく“El Boxi”です。レナードのようなニックネームがいいと言う人がいたのですが誰も理解しませんでした。自分のスタイルはレナードには似ていないので好きじゃありませんでした。だから、カンガルーの“El Boxi”の方がお気に入りです。

トレーナーは誰ですか?

父のカルロス・アルベルト・カスターニョです。父は元プロボクサーで、私が4、5歳の頃からジムで遊んでいました。彼から全てを教わりました。

有名なボクサーのスパーリングパートナーの経験はありますか?

誰かのスパーリングパートナーだったことはないですが、世界王者になる前のマルコス・マイダナとはスパーをしていました。私は16歳くらいでした。素晴らしいスパーで彼は当時若くて速くて野獣のようでした。いい経験でした。

アマチュアでは輝かしい実績があります。スペンス、ファルカン、デレビヤンチェンコらに勝っていますが、想い出は?

いい思い出はいくつもあります。毎週末に父が試合に連れて行ってくれましたが、相手が足りなかったです。私の年齢に見合う相手がいず、父は大人のボクサーと私を戦わせてトレーナーの免許を停止されたことがあります。その後、アルゼンチンのナショナルチームに入り、経験を積みました。そこで、キューバの偉大なサルベリオ・フェンテスというコーチに出会いました。国際舞台でレベルの高い競争をしてきました。2011年のパンアメリカンゲームスでエロール・スペンスに勝った事は今も覚えています。でもそれは2012年の五輪ではありません。セルゲイ・デレビヤンチェンコに勝ったのは2013年のWBSです。プロとしての試合でした。ヘッドギアがないプロの戦いで、デレビヤンチェンコの重さに苦労しましたが、競り勝ちました。

アルゼンチンの偉大なプロボクサーの誰に影響を受けていますか?

偉大な人たちばかりで尊敬しない人などいません。しかし今の時代に影響を与えたとしたらセルジオ・マルチネス、マルコス・マイダナ、ルーカス・マティセです。

エマニュエル・デヘスス戦はダウンの応酬で苦しい試合でしたが・・・

その試合は教訓になりました。初回にダウンを奪ったので自信過剰になっていました。地元の6000人以上のファンを前に舞い上がっていたとおもいます。2回にデヘススの右を浴び、気づいたらダウンしていました。私にはダウン経験がなかったのでパニックになりました。正直に言うとグロッキーで意識は朦朧としていました。どうやってそのラウンドを持ちこたえたのか覚えていません。みんなその瞬間はドキドキしたでしょう。なんとかして逆境を跳ね返さなければならないと感じていました。結局試合に勝ってWBAのタイトルを獲得できましたが、今でも苦い経験で、なんて愚かなミステイクをしたんだと自分を責めてしまいます。結局は自分を大目にみました。

エマニュエル・デヘスス戦の逆転パンチは何でしたか?

父がいつも言っていたみぞおちへの右”エンカウンターパンチ”(出会いがしらのパンチ)です。顔面に右を打つふりをして狙うパンチです。このパンチがデヘススには効果的でした。私はアルゼンチンでは知られた名前でしたが、この試合でより広く認知されるようになりました。

あなたはどんなスタイルのボクサーですか?

私は速さと正確さでガンガンパンチを繰り出して相手に向かっていくスラッガーです。

ミシェル・ソロ戦ではあなたがアンダードッグでした。ソロは勝率もKO率も抜群でした。

私は相手を過小評価しません。ソロはアメリカでも結果を出している強敵でした。相手をリスペクトしタフな試合になるとわかっていました。結果的には正々堂々私が勝つことができました。

ジャッジはあなたをどのように評価したとおもいますか?

私はいつも正攻法で相手に向かっていくので、その勝利が間違いないものだと保証できますよ。ソロ陣営も私の方が上回っていたと認めていたようにみえました。

セドリック・ビトゥ戦では最終回に彼をKOしました。

私にとってかけがえのない試合でした。ビトゥは世間ではあまり知られていないかもしれませんが、過去私が戦った相手では最もタフな相手でした。初回から彼は上手かったので彼を止めるには全力を尽くさねばならないと感じました。結局は彼はこれ以上打たれる必要はなかったですが。

ジャレット・ハードやチャーロ、ムンギアとの戦いについてどうおもいますか?

誰とやってもいいように準備しなければなりません。ハードはとてもタフで大きくてパンチも強く、腕や頭にガンガンパンチを投げてきます。チャーロも素晴らしいファイターで進化し続けています。直近のオースティン・トラウト戦では経験豊富な相手に少し戸惑っているようにみえましたが。ムンギアも若くて強いです。最近の試合のインパクトは強烈です。

自分も含めてスーパーウェルター級のランクを教えて下さい。

難しい質問です。この階級には強い奴が多いです。1番はハード、2番はチャーロ、3番がララで自分は4番手じゃないでしょうか?でも、すぐにでもララと戦ってこの順位を逆転しなければなりません。私はエリスランディ・ララと戦いたいです。

ララはとても難解なスタイルを持つ偉大なファイターですが、自分にとっての大きな挑戦、テストでもあります。ララを最初にノックアウトする男になりたいです。そのために本当に賢く、いい仕事をしなければなりません。

正直、本人も自覚しているように、スーパーウェルター級では4番手はおろか、10指に入るかくらいの人気と実力かもしれませんが、スペンス、ファルカン、デレビヤンチェンコをスラッガースタイルで勝ち抜いた事実はホンモノです。

なぜ、厳しいかといえば、小さいのです。ウェルター、スーパーライトの選手のようにみえてしまいます。

フランスで地味でも険しい道をクリアしてきた彼は十分に表舞台で活躍する、人気を得る素質を備えた華のあるファイターです。険しいけれど応援してます。

12月22日、チャーロツインズの興行でララ戦がほぼ決まりとの報道。勝負の時ですね。

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原始的で単純明快なスポーツです。生涯一度の敗北、無敗で引退したボクサーもいます。負けても次頑張りますというスポーツとは違う残酷さ、無常さが好きです。

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