痛恨の敗北やタイトル返上で、一気に脱落、試合枯れになることもあるのがボクシング。
ルイス・ネリーVSアーロン・アラメダ
3月28日MGMパークシアター。これがエリミネーターではなくただの試合ならいいのに・・・
アラメダはメキシコのアマチュアエリートらしいが12位だ。
ネリー
「ショータイムで試合が出来て光栄だ。スーパーバンタム級でも王者になれる事を証明するために相手をノックアウトします。バンタム級、スーパーバンタム級、誰でもノックアウトできます。偉大なメキシコのチャンピオンというモチベーションがあるから今まで以上にハングリーだ。」
アラメダ
「ショータイムのメインイベントで試合が出来るなんてエキサイティングだ。ネリーはメキシコの同胞だが彼と最後の鐘が鳴るまで打ち合ってファンに偉大な試合を披露する。」
ネリーに反省の色なし・・・
アラメダにネリーを倒す意思なし・・・
ジョセフ・ディアスVSシャブカット・ラキモフ
尾川が離脱し、アジンカ・フジーレに勝って挑戦権を手に入れたタジキスタンの無敗プロスペクト、ラキモフ、ただし試合後に数々の薬物疑惑があり、フジーレ陣営が抗議していたが、結局結果は変わらず、ラキモフが指名挑戦者に認定された。
当初はテビン・ファーマーへの挑戦権だったが、王者が入れ替わったため、ジョセフ・ディアスへの指名挑戦者となる。締め切りは7月30日と先の話だ。一方のフジーレには再度エリミネーターのチャンスを与え、この勝者に2021年4月30日までに挑戦できる権利が与えられるという。エリミネーターの相手は尾川だろうか?一応IBFは指令は出す。特例も多いけど。
随分、先の話だが色々とあった。結局ラキモフの薬物問題は不問にされたが、ホテルに残っていた数々の薬物は本人ではなくコーチのもの。試合中に鼻に興奮剤を嗅がせていたのは事実だが、南アフリカのコミッションの管理不足という結論に終わった。違反はしていたのだ。
[st-card id=90103 ]尾川も伊藤もスーパーフェザーで頑張るのだろうが、先行きは不透明だ。
ディアスはレオ・サンタ・クルスとやりたがってましたが、ラキモフという無名の強豪を引き受けねばならない。
ジョー・ジョイスVSダニエル・デュボア
4月11日、マイナータイトルを争う試合だろうが、いいマッチメイクだ。メンタルや打たれ強さに疑問が残るアンソニー・ジョシュアよりも既に強い2人かもしれない。実際、ジョシュアは彼らとは戦いたくなさそうにみえる。ある意味、ジョシュアやワイルダーより厳しいかもしれない選手同士。ヘビー級王者決定戦といっても過言ではない。
リオ五輪銀メダルのジョイスにはイスマエル・サラスが指導しているという。サラス大人気。この大きなジョイスに、WSBでオレクサンドル・ウシクは勝っているから、ヘビー級でも説得力がある。
その後の悲哀
ドニー・ニエテス
井岡に勝ち4階級制覇を成し遂げたものの、タイトルを返上し無冠の彼には戦いたいという相手がおらず、タイムリミットも迫っている。タイトル返上の決断は間違いではなかったか・・・WBOは田中ではなくニエテスに手を差し伸べてくれ。無冠の帝王はここにいる。
シーサケット・ソー・ルンビサイ
ファン・フランシスコ・エストラーダにリベンジされたシーサケット、サウスポーでは初戦で勝っていたのに再戦は右で戦うという愚行で負けたようなものだが、その後の予定が聞かれない。コンディション、モチベーションはどうなっているのだろうか、アジアの怪物としての認知、期待値は高いとおもうが・・・
ヒルベルト・ラミレス
無敗のままライトヘビー級に階級を上げたラミレス、40勝無敗のハンサムな王者だがカネロのような人気がつかない。相手が決まらず、コバレフが敗れカネロが返上したWBO王者決定戦でエレイダー・アルバレスとの試合が指令された。タイトルがつくからいいけど、トミー・カーペンシーの後にエレイダー・アルバレスでは初黒星もありえるな。
まだまだいるだろう、消えかけたネーム・・・
ジョナサン・グスマンなんかも再起してますが、まさかの茨道です。
痛恨の敗北やタイトル返上で、一気に脱落、試合枯れになることもあるのがボクシング。
井上拓真の再起戦なんかは決まったのかな
井上尚弥ばかりで活況だが、弟は試合が少ない。あの少なさがいけないのだ。
これからはビッグな相手しかいない兄より多く試合をこなすべきだ。