
日本ではさっぱり話題にすらなっていませんが、WBSSクルーザー級準決勝inリガが15日(日本時間16日早朝)に迫っています。グラスゴーからラトビアのリガに場所を変えて、井上尚弥の時と同じファイトウィーク、メディアワークアウト等の宣伝が行われていました。アクセスは井上尚弥の100分の1にも満たないだろうが私は必見です。
リガは2回目、シーズン1も含めると3回目でしょうか。ラトビアで開催される事すら奇跡ですが主役の街。成功実績があっての採用でしょうから素晴らしいイベントだとおもいます。
こうして、準決勝の4人を一か所に集結させちゃった方がいいよねぇ。
マイリス・ブリエディス 25勝18KO1敗
シーズン2では冴えない剛腕警察ブリエディス、振り返れば覇者、P4P上位のウシクを最も追い詰めたのがこの男でした。キックの世界王者にしてボクシングは未熟・・・でも、バルト三国の冷たい警察の鉄拳はヘビー級を失神させるほどの威力を宿している。この男こそ優勝、スターにさせたいのだろうが、最近微妙にパンチが当たらない。サウスポーが少し苦手なのよねぇ。
https://www.youtube.com/watch?v=BuMMKC-yOqI
クシシュトフ・グロワッキ 31勝19KO1敗
当時長期王者だったマルコ・フック政権を終わらせたポーランドのやんちゃ父ちゃん。家族と離れてトレーニングキャンプをしていた。好戦的でKO狙いのサウスポーはブリエディス相手でもノックアウトを狙っていくだろう。常にエキサイティングなファイトをしてくれるが、彼も技術的に今一つでいいところを全て皇帝ウシクに持っていかれた。
共に好戦的なのでKO決着が期待できるマッチメイクです。
ヨニール・ドルティコス 23勝21KO1敗
ロシアの若き熊人間、ムラト・ガシエフの豪打にキャリア初のKO負けを喫したシーズン1。シーズン2の初戦も相手の粘りの前に冴えない判定勝ちだったので忘れている人も多いとおもうが、この男のファイトは井上尚弥に負けぬほどわかりやすい。キューバ人なのに惜しげもなく右ストレートを打って攻めていく”KOドクター”だ。彼の試合にはずれなし。この惑星で一番強打なんじゃないかともおもえたグドリアシェフをわずか2回で撃沈した試合に彼の特徴がよく出ている。楽しい。
アンドリュー・タビティ 17勝13KO
唯一無敗で底の知れないアメリカン。メイウェザーイズムに溢れており、練習動画をみると連打が速くボコスカ打ってるのだが、試合になるとディフェンシブで手数が少ない慎重派。しかし”KOドクター”の積極性の前では応戦せざるをえないだろう。
ドルティコスが仕掛け、タビティーがコントロールできるかという試合になるだろう。