
客観的には田中、心情的には田口、これまた熱戦、激戦が予想される日本人対決。元王者にして一階級上げた32歳田口の集大成を見届けたい。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | R | |
田中 | 9 | 10 | 9 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 9 | 9 | 10 | 10 | 116 |
田口 | 10 | 9 | 10 | 9 | 9 | 9 | 9 | 9 | 10 | 10 | 9 | 9 | 112 |
1R
あれ、微妙に録画かな。
入場からいきなり試合がはじまった。
両者ともに状態がよく、コンビの回転率も魅せる連打も
田中の方がよさげにみえるが田口のプレッシャーとパンチの方が効果的。
ここは岐阜なので互角だと田中になりそうだが私は
田口10-9
2R
両者近い距離でいいパンチを交換しているが
今日は田口のアッパーがいいのではないか?
田口の方が耐久力もあるとおもうし。
田口ペースだとおもうが、この回はまとめ打ちで見栄えのよさをみせた
田中10-9
3R
やっぱり今日は田口の気迫と決意の方が上回ってる印象。
一発右が当たり田中の腰が落ちかける。
飯田も含め名古屋判定、田中に好意的なのが気になる。
田口10-9
4R
たぶん会場は田中寄りなんだろう。
田口ボディがきついか少し接近できなくなってきた。
背が高くリーチがある田口の方がアウトボクシングが不得手。
田口が効いて田中が上回ったが、飯田田中に寄りすぎ
田中10-9
5R
解説が言うほど田中が押しているわけでもなく
田口もやりかえしているが、田口苦しいのが隠せない。
田中は若さ、勢いにのっているが一発食うくせもある。
田中10-9
6R
飯田、解説とも田中を褒めすぎで打ち合いは拮抗している。
しかし表情的に余裕があるのは田中で田口は苦しそう。
田口は接近戦しか活路がないのか、この距離だと
田中のパンチ力の方が生きる。
田中10-9
7R
田中がリズムにのってきた。
田口の接近からのパターンに慣れてきたようで
打ち合いの中でも印象的なパンチを当てるのは田中。
ハンドスピードも田中。
田口はリズムが同じ。
田中10-9
8R
やはりフィジカルとスピードが若い田中の方が上か。
拮抗した打ち合いのようでいて田中のリズム、スピード、メリハリがある。
解説が言うほど田中ばかりがいいわけじゃないが、ポイントつけるなら
田中10-9
田口はビッグヒットで流れをひっくり返す必要がある。
地味で相手に与えるダメージの印象が薄い。
9R
田口としてはダウンを奪ったり田中を効かせる必要がある。
このリズムでは判定では勝てない。
田中はダウンする事もあるので、一発当てたい。
この回は終始前に出て手を出した田口
田中は休んだか疲れたか、温存か、ややいなした。
田口10-9
10R
互角の打ち合いだろう。
実況は田中を褒めすぎ。
ちょっとだけ田中の方がキビキビしてるだけで
苦しいのは両者同じではないかな。
田口の逆転の可能性もある。
やはり田口は地味に後半強い。しかし決定力、爆発力が足りない。
田口10-9
11R
田中は田口に打たせておいてまとめ打ち、狙い打ちを狙い
田口は泥臭くずっと手をだしていく。
メリハリと見栄えの良さでやや
田中10-9
12R
会場からしてこのまま判定だと田中だろう。
しかしこのラウンドを制した者が真の勝者というべき激戦だ。
互角に近い執念の打ち合いだが、メリハリと的確性で
田中10-9
会場のムードと見栄えという点で田中だろう
117-111
117-111
119-109
こんな大差の試合ではない。
中盤リズムにのってペースを掴んだのが勝因だろう。
田中は毎回激闘で内容に変化なくダメージの蓄積とマンネリ感がある。
素晴らしい激戦だったが、世界的にみれば決め手が足りない両者ともいえる。
比嘉(もうフライは無理だが)や木村が進化したら超えてしまうかもしれない。
日本人対決は大抵こうなる。
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