
時期尚早の声も大きかった7戦目での世界戦、若き挑戦者が見事に無敗の王者を打ち破りました。
みる目がなく辛口ですいませんでした。おみそれしました。
試合は手のうちを探り合う静かな出だし、それでもロープ、コーナーに追い詰めているのは井岡の方でオーレードンは下がりながら、井岡の打ち終わりに大きな左を狙う展開。さすがにそのビッグパンチは危険度を秘めてはいたがそれしか攻め手がないように感じる意外なスタートでした。
2Rのダウンシーン、5Rのボディフィニッシュ共にオーレードンが攻勢の隙にただ守勢に回るのではなく相打ちできちんと打ち返しているのが素晴らしく、それがダウンにつながるピンポイントにヒットしたのでしょう。ジョニゴンがペニャロサのボディに屈したように呼吸ができなくなって続行どころではなかったのでしょう。それだけタイミングがよかったのでしょう。
速くてコンパクトなパンチなゆえ、えッこれでダウンかくらいのインパクトしかなく、一般の方にアピールしずらいシーンだったかもしれませんが見事に王者を捉えておりました。並の新人のなせる技ではないです。
アマチュアの豊富なキャリアに裏打ちされた技巧とスピードは世界王者として誰と戦っても大きく見劣ることはないとおもいます。
叔父さんよりもパンチがコンパクトでキビキビしています。
まだジャブの上手い距離感のある選手やプレッシャーのきついパワー型とやってどうなのかという未知な部分はありますがこの戦績では今後も蓋を開けてみないとわからないという感じでしょうか。
世界王者となりましたが、すぐにロマゴンやらジョイのような本格的な選手とやるのではなく、拮抗した選手やベテランとやってまだまだキャリアを積んでじっくり力をつけていくという方向性でいいのではないでしょうか。
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=5ZLq2GXC8fc[/youtube] [youtube]http://www.youtube.com/watch?v=eHbaCJTrLpM&feature=related[/youtube]しかしながらオーレードンは実績の割に物足りなさも目立ちました。ポンサクが終始にこやかで笑ってましたが、もうちょっと王者らしい風格を見せて欲しかったです。
その後の具志堅のお宝映像、香川氏の番組などでおもいがけず具志堅回想に浸る時間となりました。
あんなKO連発のダイジェスト見せられると昔回顧な人がこのころの方がエキサイティングだったなんて言われても返す言葉なしです。
最初、誰や解説してる声の高い人はとおもいましたが香川さんでした。
選手経験ないものの適格でいて饒舌な解説、ジョー小泉さんもそうですがこの人の方が解説に向いてますね。
TBSは新たな有望な解説者も見つけたんじゃないでしょうか。某選手の時はやりづらいだろうからパスで願いますがそれ以外は香川さんで見たいですね。
サラス氏がつたない日本語で井岡に指示出していたところや、マニアしかしらないガンボアが出まくりだったところが面白かったです。
知人にはおもわずあの黒いチビの人が半端ない大物だよなんて語り、ガンボア話をしまくってしまいました。