最近、話題にはなってないですがウクライナ勢の奮闘が素晴らしいです。
ワシル・ロマチェンコが王者に返り咲き
オレクサンドル・ウシクが2階級で4団体統一王者
同じ日にデニス・ベリンチクも世界王者になりました。
エマニュエル・ナバレッテは増量を続け、特徴的なスタイルなので最近危うかったですが、この王者を下したのは結構すごいことじゃないかな、内容はバタバタでしたが。
そして、世界的にはオレクサンドル・ウシクの偉業は歴史的なことでしょう。
個人的に最近のヘビー級は
同じメンツで
どの王者にも欠点があり
大味
なのであまり興味が持てないでいました。
それは今も同じです。
モーゼス・イタウマとかリチャード・トーレス、バホディル・ジャロロフの方が強くみえてしまうのです。
この結果は予想通りでしたが、やはり体格差が顕著で、序盤はウシクが効いた様子をみせ、やはり限界かとおもわせるも、後半にフューリーからダウンを奪う激闘で、なかなか見ごたえがありました。
フューリーはデカすぎ、効いても倒れず、ロープに背をもたせるだけで凌ぐ姿も面白かったです。あれはスタンディングダウンなので、本来禁止のはず?なので、もっと打ち込めば倒れていただろう。
クルーザー上がりのサウスポーがヘビー級を統一したのは史上初
逆に言うと大男のヘビー級の面目はなんなのよという感じです。
やはり各々に強みと弱みがはっきりしているので、ウシクのような総合力には敵わない。
オレクサンドル・ウシクの功績は素晴らしいですが、やはりヘビー級では小さく、ほぼ判定勝負になるので、今後は階級を下げて続けて欲しい。
ヘビー級は新しいメンツを入れてリフレッシュして欲しい
というのが本音です。
タイソン・フューリーというのは巨人なのに柔らかなスキルを持つ優れたボクサーだとおもいますが、どこかエマニュエル・ナバレッテと同じで規格外のフィジカルメリット全開の特異なファイターという印象で、熱中できないのでした。誰に対しても結構苦戦するし、ムラがあるし。
デカいのにあんまり怖さがない、ヘビー級の醍醐味、ノックアウトのカタルシスがないからかもしれません。
ジョシュアやワイルダーにはそれがありましたが、ガス欠マッチョで脆すぎる。