ボクシングに没頭できない日々の想い出

情熱が失せたのは、はい、コロナの仕業です。ボクシングに没頭できない日々となったから。

雑に2021年を振り返ろう。
マスクを手放す日を切に願って。

オレクサンドル・ウシク

正直ウシクのファイトスタイルは退屈だ。ヘビー級では判定だろうなとおもう。しかし、世界を転戦し、いつもアウェーで、WBSSでクルーザーを制し、4冠統一、そしてヘビー級でも公言通り、大きなアンソニー・ジョシュアを下して3冠統一、未だ無敗、言うことない。レジェンドだ。

アルツール・ベテルビエフ

マーカス・ブラウンとの試合は赤鬼だった。これはガチでチェチェンの軍人、熊軍曹だ。しかしもう37歳、カネロとの試合が実現すれば、忖度がありそうだが、鬼神のままでいて欲しい。

カネロ・アルバレス

コロナどこ吹く風で多くの試合をこなし、すべて圧勝。個人的には灰色のファイターだし、相性のいい相手とタイミングを選んでいる気がするが、現役トップにふさわしく試合をたくさんこなすのはプロとして評価する。

テレンス・クロフォード

所詮ライト級上がりといえども、ウェルター級でも全KOだ。すべてとやりつくしたショーン・ポーターはなんとクロフォードに敗れて引退してしまった。

大事なところで不甲斐ない試合やキャンセルを犯すエロール・スペンスよりしっかりプロしている。しかし、ジャロン・エニスとの試合を見てみたいなぁ。ラジャブ・ブタエフとかベスプーチンとかもお願いします。

ジョシュ・テイラー

アメリカ一色、最激戦区のSライト級でスコットランドで統一王者は立派だ。ただし、ショージャホン・エルガシェフや五輪メダリストのロシア系、ゲイリー・アントワン・ラッセルなどまだまだ未知の強豪はたくさんいる。日本の平岡アンディも日本では無敵なのでこの輪に入れるのかな。

ジャーボンティー・デービス

少し残念だが、ライト級のトップはロマチェンコよりこっちを推す。ヘビー級並のパンチと言われるパワーと相手に応じた戦い方でとても幅がある。P4Pに入るにはビッグネームとの対戦が必要だ。しかし公私ともどもあぶなかしい面はある。

尾川堅一

内山、三浦以降、もう無理じゃないかというSフェザー級で伊藤が戴冠、陥落、もう最後とおもったら尾川がベルトを奪ってきた。まだ新王者だが、DAZNと契約、ハーブティーなオスカー・バルデスやP4Pトップに食い込みそうなシャクール・スティーブンソンとかと本当にやったれ。かつての日本では叶わなかった世界へ。ボクシングのエリートではなく日本拳法出身というのがまたいい。

ゲイリー・ラッセル・ジュニア

吠えても結局年1試合。次はマーク・マグサヨとの指名戦が決まった。安いギャラで難敵を相手にせざるをえない宿命か。P4Pランクインレベルの実力者だと認めるが、もっと試合を。

スティーブン・フルトン/ムロジョン・アフマダリエフ

両者で2冠づつの統一王者。ぶっちゃけ両者ともレジェンドクラスの王者だとはおもっていない。しかし統一戦やタレントがそこそこ充実し羨ましい階級だ。実は、バンタム級の2強の方が強いとおもっているが、バンタム全体がスカスカでつまんない。

ノニト・ドネア

本当に天才なんだな、若いころとは戦い方を変えてきて違う強さに満ち溢れている。シンプルに圧をかけ、相手に打たせて居合い抜く、必殺の左でねじ伏せる。Sバンタムの世界王者より強いとおもう。しかし39歳の老雄がいくらいま滅茶苦茶強いからって井上尚弥の永遠のライバルでは悲しすぎる。長谷川や西岡の時代のレジェンドだから。

井上尚弥

格下相手に差がありすぎる2試合で2021年を終えた。ドネアの相手の方がはるかに難敵だ。心身の準備を整えて、是非Sバンタムに進出して欲しい。その前のドネアが強すぎるが、もう勝ったじゃないか。Sバンタムの方が世界に名を馳せる、井上よりも若いこれからの新鋭が溢れている。そういう舞台で活躍してこそプロだ。

井岡一翔

32歳、もうベテラン、ある意味ドネアのように無駄を省いたベテランらしい戦い方にシフトしてきた。匠の領域といえる隙のないテクニックだが、ドネアと違うのは待ちの時間が多く、フィジカルやパワーで圧倒できない点。だから、体力ある相手だと接戦続きとなる。しかしこれが井岡が極めた戦い方なのだろう。

中谷潤人

かつての日本人では高い壁だった、防衛戦をアウェーで余裕で勝ち上がった。ただの線の細いアウトボクサーではない。接近戦も多角的でしつこくて強い。人気さっぱりなフライ級だが、実は、マルチネスやダラキャンなど王者はものすごく強い。

個人的には井上に次ぐ2番手の日本の世界王者。

寺地拳四朗

楽勝続きで具志堅の記録を抜くだろうとおもいきや、プライベートや身近なところに罠があった。矢吹戦の前に海外やタフな相手と戦ってクリアしていれば、挫きはなかっただろう。総合力が高い選手だけに、再起を期待する。

プロスペクト

最近あまり熱心に追いかけていないので、もうわからない。

昔惚れた

ジャロン・エニス
レイモンド・ムラタヤ
ゲイリー・アントワン・ラッセル
リアル、ブルースリーみたいなショージャホン・エルガシェフ

あたりを2022年も応援していこう。

それとメキシコからは面白いタフなファイターが出てくるな。

日本は、アマチュアも充実し、楽しみなファイターが増えてきた。
大橋ジムは人材の宝庫だろう。

その中で突き抜けるのは誰だろう。

井上尚弥のような感性、爆発力に昇華するのか
井上拓真のように小さくまとまるのか

そこで一流と超一流の差が生まれる

だって、ドネアに勝てるのは、井上尚弥だけでしょう。

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