この試合に関しては未だ実感が湧かないというか、かみ合うのかすらわからず、結局頂上決戦はアマチュアトップ同士なのかなというのも含め、複雑である。来月になれば燃え上がるのだろう。大凡戦も覚悟の上で。
バーナード・ホプキンス
「リコンドーは非常に才能があるボクサーだけどロマチェンコを倒すには小さすぎる。後半、ロマチェンコがリコンドーをノックアウトするだろう。」
ロセンド・アルバレス
「サイズが重要です。ロマチェンコのノンストップ攻撃が上回るでしょう。非常に複雑で難解な試合です。ディフェンシブでスピーディーでよく似たスタイルとも言えます。けれど、ロマチェンコを推すよ。断続的な攻撃を常に仕掛けていくからね。リコンドーはスロースタートだし手数が少ない。ロマチェンコはリコンドーに隙を与えないだろう。
2階級、8ポンドの増量がリコンドーに影響するだろう。ロマン・ゴンザレスと同じ事になる。Sフェザーに適応しているロマチェンコの攻撃から逃れる事はできないだろう。」
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なぜ、アルバレスが発言してるのか不思議ですが、ロマゴンのスポークスマン的な役割もあるのかな。ロマゴンの源流といえるニカラグアの偉大なボクサーでした。
個人的にはエキサイティングな試合になればなるほどロマチェンコに有利で、塩分高ければ高いほどリコンドー寄りになっていくのでは。打ち合いではなく自分だけ打っては離れる、逃げる、そんな展開しかリコンドーが勝つ姿を想像できません。
が、ゲイリー・ラッセルのさらに上位互換ともいえるリコンドーの勘の良さやスピード、小さいけれど一撃の威力だけはロマチェンコに引けを取らないものがあるとおもいます。
もう、あらかじめ打ったら動いてパンチを食わぬ訓練が身体に染みついているリコンドーですが、マトリックスロマチェンコはそれすら読んで先回りしてパンチを当てそうです。
人気も勢いも年齢もサイズも全て有利なロマチェンコだけに、ここではリコンドーを推しておきます。これが恐らく彼のプロの集大成となるでしょう。最も偉大で不人気で過小評価で終わるボクサーとなるかもしれません。
どんな試合になろうと、この試合は恐らく過去のどんな試合よりハイレベルな2人の決戦です。ボクシング史上頂点の決戦、歴史の一幕です。
https://www.youtube.com/watch?v=iXSzr3WrETY