今年最後の書き込みです。
ただの稚拙な趣味記事をお読みくださった方々ありがとうございました。
コメントをくれた方々は記事更新の大いなる励みでした。
もう情熱は消えかかっているのですが、昨日の井上には興奮させられました。
キレキレで軽量級にして初回から危険極まりなく、迷いなく襲い掛かり、右も左も関係なく決定力があり、スピーディーでシャープで王者をわずか一回で格下の雑魚のごとき状態にしてしまう。
こんなボクサーは日本人ではじめてかもしれません。
いや、世界的にもめったにいません。
また貝のように部屋に閉じこもりTV観戦。家族には迷惑をかけました。
ギレルモ・リゴンドーVS天笠尚
やはりこの挑戦を受けてよかった。
天笠は見せ場をしっかり作ってくれた。
強いていえばもうちょっと手数が欲しかった。
背が高くガードを固める天笠は小さなリコンドーにはやりにくいようで
無理せずポイントを重ねるような試合運びだが
異様に低いダッキングをしている間は無防備だったり、隙をみせていたのであんなパンチを食ったのだ。リコンドーの場合、いつも変な隙をつかれてダウンするシーンばかりだが。
しかし、究極のタイミングでパンチを当てた天笠、まるで勝ったかのようにロープに上り喜んでいたがもっと捨て身で襲い掛かるモードになってた方がよかったな。
リコンドーは意外にもかなり効いていて、フラフラだった。
どさくさのようなダウンを追加しKOは逃したが次の回もまだフラフラでおかしかった。
最大のチャンスだった。
結局は回復したリコンドーに顔面崩壊するほど打ちのめされてしまったが、見ごたえ十分の楽しい試合だった。
リコンドーは打たれ脆いというか効きやすいタイプだな。
今後もポカがあるかもしれない。
天笠はこの試合が人生のハイライトであり、今後どんなことが起きようと
「俺はあのリコンドーと戦ったんだ」これ以上、胸を張って生きていけることはない。
と思いこの試合を受けたそうだ。
しかしさらに胸を張っていい。
「俺は2度もリコンドーをダウンさせた。」
そう、しかも今までで一番効いていてやばいところまで追いつめたのだ。
天笠の姿はかっこよく、多くの人の心に刻まれたファイトだった。
けれど、本音を言えばボクシングマニアとしてはこれでよかったのだ。
ボクシングはリコンドーがずっと上
あんな事故的なパンチで勝敗が逆になったら困る。
本当にあのシーンはびっくりしたよ。
内山高志VSイスラエル・ペレス
ペレスも闘志むき出しでコンビネーションを打ってくるしガードが高く、ノーファールカップは高くなかなか打つところがなかったですが
冷静な内山はガードをぶち破るようなジャブとストレートで徐々に削っていきました。
ガード状態で打たせる場面も多くこれが強打者なら危ないとおもいましたが、この相手だからそうしただけで、全てにおいてペレスを上回ってました。
やはり負けのある無名のランカークラスとは格が違います。
三浦戦を煽り、本人もワタナベ会長もまんざらでもないようでしたが、海外のビッグネームとやって欲しいです。
三浦戦は組みやすくTV的には視聴率が稼げ、金もいいからなんでしょうが、これだけのボクサーを国内で干すのは残念です。
次はいつ見れるんだろう、10回目の防衛となるな。
河野公平VSノルベルト・ヒメネス
ちょっとトイレ休憩したら既に6ラウンドだった。
よくも悪くも河野らしい試合で、ストレスのたまる精度の悪いボクシング。
やはり河野の本質はガチャガチャファイターでありマシンガンではなくタフボーイだ。
ヒメネスはひどくはないが王者レベルではないのでとりあえず引き分けでもほっとした。
河野の勝ちでいいとおもうが、突っ込んでは必ず打ち返されているから仕方ないか。
ワタナベ会長はあくまで亀とやりたいようだが、相変わらずギリギリの王者である、危ない。
ヒメネスが勝ったら亀田が即挑戦に名乗りをあげてきただろう。
アルベルト・ロッセルVS田口良一
終始、田口の方が優勢で王者になった。
井上戦のころより動きが多彩になったようにおもう。
八重樫じゃなく田口がLフライの王者になったのかぁ。
リコンドーVS天笠のタイムアウトだけ見ていたのでしっかり見てないが、ロセルは穴王者だからこれからだ。
まぁ、背も高く河野よりずっと正統派だからグッと伸びる可能性がある。
井上とやったのが生きたはずだ。
その他試合は興味がなく見てないです。