
週末、あまり興味のない試合がたくさんありました。
ファン・カルロス・レベコVSヨドモンコン・ポーセンティップ
[youtube]http://youtu.be/96Qs3FdNPfs[/youtube]
日本人の割り込みがなくこの試合は行われた。
レベコは記録ほど難航不落の王者ではないとおもうが
まとまった強さをみせつけた。
試合は2回にヨドモンコンがカウンターを当てレベコをダウンさせるが
レベコの方が若いかのように手を出しヨドモンコンはおとなしい。
最後は5ラウンドボディをきかされ、何もできなくなったヨドモンコンにレフリーの手が挙がった。
どっかでよくあるボディ一発で沈むタイ人の光景。
レベコは時にリカルド・ロペスをおもわせるフォームで攻防メリハリがあって強いところをみせたが
どうにも小さく、パンチはオーバーハンドの大振りが目立つ。
キビキビとスキルは高く、ポイントゲームはなかなか達者そうだ。
小さな相手だと強いが大柄な相手だとパンチが当たらず、ブルファイター化して手を焼きそうな印象を受ける。
アドニス・スティーブンソンVSディミトリ・スコスキー
[youtube]http://youtu.be/a2nFVMCnod8[/youtube]
このロシア人は剛腕系と違う。アップライトで腰の入ってないパンチを出す。
対コバレフのデモンストレーションかもしれぬがタイプが違いすぎる。
山中かスティーブンソンかというくらい左一辺倒な王者だが
左を出すための工夫はスティーブンソンの方が上手いか、射程をはかるような右ジャブはよく出ておりました。
左の怖さを見せつけての勝ちっぷりばかりでいままでの相手は攻略できたが、強敵とはいえない。
左さえ当てれば勝てるというようなパワー差をみせつけての圧勝となりましたが、相変わらずこの男をそんなに高くは評価できない。
プレッシャーにひるまない相手とやった時、色々と弱点がみえるとおもう。
コバレフが嫌なら、ベテルビエフかホプキンスとやって欲しい。
アーサー・ベテルビエフVSジェフ・ページJr
[youtube]http://youtu.be/odNaXaV8NBc[/youtube]
コバレフに続いて不気味な存在のベテルビエフ、コバレフの成功とコロボフの失敗で胸中複雑なものがあるだろう。
初回に不覚のダウンを食い、2ラウンドに逆転したが、初回のダウンは押されただけかな?
相手のページというのはここまで15戦無敗でアマチュアキャリアもしっかりしたホープだった。
ベテルビエフはプレッシャーをかけ、前にドンドン出てくるがそこが最大の脅威でもあり、隙でもある。
プレッシャーはきついがカウンターはとれる。
初回のダウンはページが強引に逆襲して前に出た結果、直線的に下がって対処しきれなかったベテルビエフを捉えた。
内山がダウンする時のパターンのようだ。
怖いが器用な選手ではない。
このプレッシャーに負けない戦いができれば勝てる可能性はあるかも。
ブライアン・バスケスVSセルジオ・トンプソン
パワーのトンプソンかスキルのバスケスかという感じだがバスケスがTKOで勝ったとのこと。
体重超過で王座ははく奪されたが。
トンプソンはパワーとタフネスの選手なので、そこで負けなければバスケスの方が技術はあるので確信的な体重超過かな。
正規の内山との試合は逃げたようだし。
しかし、バスケスは内山戦以外は実力があるところを見せている。
怖いタイプじゃないけど、結構ボクシングはうまいよ。
トンプソンみたいな選手は王者になれないな。
ヘスス・アンドレス・クエジャールVSルーベン・タマヨ
両者サウスポーだがクエジャールにはパワーと圧力があり、タマヨには欠ける。
プレッシャーをかけられ、つかまった。タマヨの完敗。
クエジャールは決定力があるサウスポーだが、小柄でパンチの精度はいいとはいえない。
結局はプレッシャーをかけてロープ際に相手を追いやり力まかせのフックを当てる大味なボクシングだ。
アマチュアで鳴らしたテクもあるが、結局はファイター型。
先日疑惑の判定で暫定王者となったエスカンドンにKO負けしているがパワー勝負で散った感じ。
激闘パワーファイターだがスケール感はなくフェザー級の主役にはなれないだろう。