ルーカス・マーティン・マティセVSルスラン・プロボドニコフ他

パッキャオVSメイウェザーよりお金払ってでも見たいような組み合わせの試合
予想通りの激戦でした。
ともに好戦的なパンチャーなのでKO必至とおもわれましたが
ともにタフ、根性もすごいので蓋を開ければダウンのない判定勝負。

日本人には未到の階級、改めて馬力が違う世界だと感じました。

[youtube]https://youtu.be/88Yt6LFP7vg[/youtube] プロボドがゴリゴリのフックファイターなのに比べ、超KO型のマティセはファイターボクサーでありストレートパンチャーなので、序盤から激しい打ち合いでも、マティセがジャブを突きペースを掌握、危ない被弾はプロボドの方が多く体力、気力の限界にみえたが中盤からのプロボドの追い上げは見事だった。

タフで前進の止まらないプロボドに対し、打ち合いつつも根性比べを避け、技術で対抗しようとしたのか
マティセは手数は多いものの、パワーはプロボドに劣る感じでパワーより巧さが目に付いた。

対するプロボドは同じ展開が続く中、ダッキングが冴え、マティセのパンチをはずし
強烈なフックを単発ながらも当てるようになり、終盤は攻勢と有効打でペースをとった。

しかし序盤劣勢の状況は逆転までには至らず、最後までマティセを追いかけまわしたが届かず。

常に同じ内容で、展開を変えられないのが両者、特にプロボドの欠点。
後半、皮肉なことに、プロボドが突進をやや抑えると中間距離の戦いが機能して有効のようにみえたのだが。

改めて、タフなキャリアを誇るマティセのしぶとさと単なるファイターではない巧さを感じるとともに
フックしか打てない突貫ファイターのプロボドニコフだが、ダッキングの巧さとパワー、タフネスに関心した。

採点は114-114 115-113×2の僅差。

金になる両者の組み合わせ、接戦でKO決着でなかったこともあり

ガッティVSウォード
マルケスVSバスケス

のようなライバルマッチにしようと早速再戦の話もあるようだが

両者、ハードパンチでタフでボコボコ打たれるのでくれぐれも体に注意して欲しい。
特にプロボドのファイトスタイルはダッキングがよくなったとはいえ、体が心配だ。

その他

クロフォードVSドゥローメ

[youtube]https://youtu.be/0DcCKw3tTWs[/youtube] ドゥローメというのはトップアマ出身で、世界王者間違いなしと言われたホープだ。
プエルトリコでそこまで言われる選手というのは間違いなく強く、なかなかこの相手は簡単ではないとおもったが、無敗のクロフォードとは勢いが違った。

クロフォードのよさはスタイルがない(よくわからない)ところだ。右も左も流暢で型がみえない。

フィニッシュまではやや苦戦したようなのでこの階級のクロフォードはまだ未知数だ。
マティセやプロボドのような門番と戦う必要があるだろう。

ドゥローメはプエルトリコ伝統のヒラヒラトランクス、これ見るとなぜか萎える。

チャベスJrVSフォンフォラ
[youtube]https://youtu.be/66K11gDc46Q[/youtube] いままで体格差、当日体重差で相撲のような試合で勝ってきたチャベスjrだが
Lヘビーのフォンフォラには通じなかったというところだろう。
フォンフォラなら怖くないと選んだ相手だったはずだが。
ブランクでしっかり練習してきたかどうかも怪しい。

デリー・マシューズVSトニー・ルイス

これは結果だけ。
この試合がどうのより本来はリチャード・アブリルとの試合だったはず。
アブリルの度々の試合中止は邪推すると怪我や病気ではなく
リングにあがる状態にない

ということだろう。

私生活のトラブルか、ずっと練習するタイプではなく試合前に詰めて練習するタイプで今は全く身が入っていないんじゃないだろうか?
野球でいうと横浜のグリエルが来なかったようにキューバ人の本音というのはわからないものだ。
特にグリエルは契約金だけで地元じゃ大金持ち、大スターだから遊んじゃってしょうがないのかも。

晴れてマシューズが暫定王者となり、正規王者はダーレイ・ペレスになった。
ペレスはガンボアと激戦をしておりアブリルより強いとおもう。

これでいい、これしかない、休養王者に残っただけましだ。

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