限りなく高い壁に挑むロンドン五輪金メダリストルーク・キャンベル、しかしベストになるにはベストを倒さねばならない。偉大な挑戦になることを願う。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | R | |
ロマチェンコ | 9 | 9 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 9 | 9 | 10 | 10 | 116 |
キャンベル | 10 | 10 | 9 | 9 | 9 | 9 | 9 | 9 | 10 | 10 | 8 | 9 | 111 |
リナレスは判定でキャンベルが勝つ可能性もあると語っている。ロマチェンコのあの横の動きを封じ、長いリーチを生かせればと。しかしリナレス戦時よりロマチェンコの肩は万全でパワーがのっている。
1R
あまり体格差を感じないのが不思議
ほとんど様子見の初回だが
距離はキャンベルで、キャンベルの右ボディと左フックがロマチェンコを掠めた。
ロマチェンコはほぼ何もしていない。
キャンベル10-9
2R
ロマチェンコはキャンベルの距離とジャブ、カウンターの左に若干手を焼いてるか。
それでもジリジリとプレスはかけつつあるが距離とペースはまだキャンベルだろう。
キャンベル10-9
3R
キャンベルの距離とジャブが効いているが
出入りを駆使するロマチェンコの左でキャンベルの顔面が大きくのけぞる。
キャンベルの戦い方はいいがロマチェンコが距離を測定しつつある。
ロマチェンコ10-9
4R
サリドのアドバイスなどとはまるで違うキャンベルのアウトボクシング
基本的な距離も戦い方もキャンベルは素晴らしいが
プレッシャーが強く、出入りが速いロマチェンコに小突かれるシーンが目立ってきた。
ロマチェンコの方がパワフルかな。
ロマチェンコ10-9
5R
基本的な距離が遠く、ロマチェンコはステップや出入りをかなり駆使しなければならない。
キャンベルはこの距離からどんどん手を出していきたい。
距離が近くなると回転力のあるロマチェンコが圧倒しかけるが
右ボディなどで対抗するキャンベル
終盤、ロマチェンコのコンパクトな左フックでキャンベル効いた。
そこからロマチェンコのボディで益々効いた。
小さいパンチだがロマチェンコパワーがある。
ロマチェンコ10-9
6R
ロマチェンコの出入りが鋭い。
キャンベルがスピード、機動力で追っ手になっている。
容易には中に入れないロマチェンコだが、入ると強い。
しかしキャンベルもいいパンチを返している。
ロマチェンコの警戒ぶりからも結構強いパンチなのだろう。
ロマチェンコ10-9
7R
ロマチェンコにしては苦戦の部類だろう。
そんなにパンチを食ってるとはいわないが、突破できていない。
現地は57-57
ガードの上からでもキャンベルのワンツーが当たりロマチェンコが怯む。
しかしエンジンを上げたロマチェンコがボディで襲い掛かる。
キャンベルよかったが、倍返しされた。
ロマチェンコ10-9
8R
ロープに詰めるとロマチェンコが速く鋭く重い。
今日はロマチェンコのボディが鍵のようだ。
効いてるのは明らかにキャンベルだが、
ロマチェンコもリスクをとって前に出ないと攻略できない。
キャンベルのボディなどパンチも当たるが、全体的に押し込んでいる
ロマチェンコ10-9
9R
ロマチェンコは距離にケアしながら一気に詰める突破口を探している感じ。
キャンベルは積極的に手を出しロマチェンコを前に出させない。
あるいは出てきたところにカウンターを狙っている。
ロマチェンコが決めに来るとキャンベルのボディが入り仕切り直し。
リナレスが言うように、後半キャンベルが力強くなってきた。
ロマチェンコはやや捌くだけで終わった。
キャンベル10-9
10R
あっという間の10ラウンド
ロマチェンコタイムのはじまりかとおもったら
キャンベルが息を吹き返した9回。
ロマチェンコはキビキビして上手いが、突破口がまだみつからない。
やはりロマチェンコが畳みかけようとするとキャンベルのボディで仕切り直しになる。
攻めるロマチェンコに耐えるキャンベルという構図か、しかし場所を考えると
微妙なのでキャンベルとする。ロマチェンコ圧倒的とはいえないのではないか
キャンベル10-9
11R
ロマチェンコの方が余裕があるようにみえるが
圧倒はできていない。キビキビ動いて突破口を探しているだけだ。
リナレス戦と同じく、近距離でロマチェンコのしつこいパンチにガードに忙しく
えぐるようなボディでキャンベルダウン
接近戦のリンチのような小突きがエグイロマチェンコ
ロマチェンコ10-8
12R
これで判定だとロマチェンコの勝ちが確実になった。
ロマチェンコがイケイケで前に出るが、出るとキャンベルのボディで畳みかけできない。
そんなキャンベルのボディがローブローになり休憩。
ロマチェンコは仕留めようとキャンベルに襲い掛かる。
キャンベルは必死に耐えて反撃する。
効いてるのは明らかにキャンベルだが、よく戦ったとおもう。
ロマチェンコはさすがの機動力と反応、小さなパンチにパワーもあったが、圧倒的ではなかった。
やはりライト級だと相手によって苦戦する。
やられたらやり返すのがとても早い。
119-108. 119-108, 118-109
ロマチェンコ
終始余裕はあったが、距離の克服や強引に出ると反撃されて仕切り直すなど、P4Pナンバーワンというには物足りない内容だった。キャンベルも負けて価値を落とす内容ではなかった。王者になれる器だ。
アレクサンドル・ポペドキンVSヒューイ・フューリー
ヘビー級、第2レベルの戦い。ポペドキンはアテネの金メダリストでもうすぐ40歳だが、KOの魅力がある。ヒューイに負けたら引退だろう。ヒューイにはこのレベルではKOの魅力がほとんどない。やはりヒューイのスピードやフェイントにポペドキンは苦労してるが一撃の怖さはなくまやかし。タイミングを合わせて打つポペドキンのパンチの方が決め手がある。しかしポペドキンはすばしこいフューリーを倒さないと負けてしまうかもしれない。そしてヒューイというのはKO負けはないのだな。毎ラウンド同じ展開。収穫はポペドキンはプロベッキンと聞こえるというくらいか。たぶんプロベッキンの判定勝ちだろう。117-111×3 超凡戦でしたが・・・
チャーリー・エドワーズVSフリオ・セサール・マルティネス
https://twitter.com/i/status/1167890213319766017
5時起きでしたが終了してました。3回TKOでマルチネスの勝ちとのことですが、リングは何か不穏な雰囲気で勝ったマルチネスより負けたエドワーズにインタビューしている。ダウンしたエドワーズに左ボディフックを入れてそれが効いたっぽい。反則です。後で揉めそうです。リマッチ確実なようです。ノーコンテストに変わった。
しかし内容はマルチネスの圧勝か。
最後のパンチ入れなくても勝てたのに・・・
このメキシカンは小さいけど、最近のナバレッテなどに続く怪物候補なのではないかな。フライ級の脅威です。セルビーもボディ、エドワーズもボディ、ボディラッシャーですな。
ジェフ・ホーンVSマイケル・ゼラファ
Zerafa dropping & stopping Horn in the 9th in Australia! #HornZerafa pic.twitter.com/c6ovJcFex6
— Tim (@TimBoxeo) August 31, 2019
かなり危ないストップでジェフ・ホーンが負け。これは再起も難しそうで、村田の相手はゼラファになるのか、ブラントか、ファルカンか・・・