ワンヘン・ミナヨーシンVSメルビン・エルサレム

ミニマム唯一の安定王者にフィリピンの秘蔵っ子が挑んだ試合。
エルサレムは映像がなかったので謎の選手だったが、実質この2人がミニマムのツートップでしょうか。
世界を見渡すとわからないけどワンヘンの今までの相手とは違いました。

114-113、115-113、114-113

だそうで、エルサレムにローブローによる減点がなければ引き分けだったよう。
しかも会場はタイ。実際どうだったのか、ざっと確かめてみました。

流し見ですと判定は妥当か、将来性、再戦をしたらエルサレムが勝ちそうである。
エルサレムの方が伸び白があるし迫力もある。天賦の煌きがある。
ただ、ローブローは明らかなもの。

ワンヘンは下半身が安定し鉄壁の試合運びでひとり安定王者を走っていたが、決め手がなく判定が多いのも事実。
タイを出ず自分が強すぎるというよりは、相手と比較して総合力が上だっただけでもある。
いい選手なのは間違いないが、これで45勝無敗、ロマゴンやメイウェザーの記録を抜かれては困る地味ボクサーなのだ。

才能豊かなエルサレムという男を目撃できてよかった。
しかし陽気なフィリピン人、真面目なのは恐らくワンヘンで、再戦があればどういう結果になるかはわからない。

また、怒られますが
高山VS加納とかの次元であればエルサレムは確実に王者になれたでしょう。
あえて最難関の頂に挑んだ気概を勝って今後を見守りたいとおもいます。

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コメント一覧
  1. 佐藤のような強い王者でもタイでは勝てないですからね。まぁ佐藤の場合はモチベーションの低下もあったでしょうけど…… KO型ではなかったですが、江藤なんかは実績考えると結果は出してますけど、江藤は暑さに強かったのかもしれません。2戦目は実質負傷で落としたようなものでしたし。

    まぁタイではKOしないと勝てないですからね。日本なんかも同じようなものですがw KOしないで勝てるならモレノは山中に負けたとは今でも思えないですし。

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  2. 杉川さん

    申し訳ないけど大平とか小野とかKO率の悪い非力系がタイで挑みますが
    一番結果を出しにくいタイプだとおもいます。

    比嘉のようなKO型でないと厳しい。

    ノックアウトなどは体力、パワー差だけでなんとかなっちゃったでしょう。
    足腰などの体幹が違う。ワンヒンも圧力かければそれで勝てた。

    今回のエルサレムはさすがにパワーも技術もありました。
    それなりの選手だと苦戦する。普段楽な試合が多いから。

    そんな印象です。

    エルサレムはまたみたい選手でした。

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  3. 層の薄いミニマムとはいえワンヘンなら国外に出ても日本人ボクサー程度には負けないでしょう。ノックアウトのほうはやや疑問符が付きますが、小野相手に危なげなかったのでノックアウトでも最低限でも高山クラスじゃないと厳しいかなって感じは受けますが……

    タイは噛ませも多いですが、王者を取るようなボクサーは海外で試合しても力を発揮できる選手がいるのが強みですね。

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  4. 一瞬のマ夏さん

    ワンヒンの姿こそ日本人世界王者と同じですね。
    強そうだと映像ではわかるが、国を出ないので本当の評価は出来ないという。

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  5. ワンヘン相手に大健闘でした。強いのは間違いないし思い切りの良いフック。上下に打ち分けるストレート、特にボディに強いストレートを打てるのが良かったです。
    ただ若いし今後階級を上げると予想しますが、そこでパンチ力が通用するかどうかで今後のこの選手の真価が問われるかもしれませんね。 しかしワンヘンの試合途中からの適応力、引き出しの多さ、崩れなさ、
    やっぱり強いです。

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