伊藤の世界戦がいよいよですが、ニックネームが”The Judge”というんだそうです。その理由は以下に・・・
伊藤雅雪はフロリダ州キシミーに戻ってきた。幸運を引き続き導き出し王座を防衛したいと考えている。昨年、同じ場所でクリストファー・ディアスを破りタイトルを獲得した伊藤は指名挑戦者のエフゲニー・チュプラコフを7回TKOで下し初防衛に成功した。
オールスターボクシングのプロモーター、チュート・ザバラはアメリカ最南端の小さな町でも、爽やかな伊藤にファンがつき、チケットが売れると考え、再びこの地に戻る事を望んだ。興行が成功すれば帝拳プロモーションの本田明彦会長との良好な関係が維持構築できる。この地で試合が開催される事にほとんど異論は生じなかった。
ジャメル・ヘリングはトップランク所属のプロスペクトとしてはあまり知られていないが、このチャンスがいいきっかけとなる。伊藤はこの試合の勝利によりもっと大きなファイトマネー、ビッグマッチへの道へとつながる。両者ともにトップランク所属なのでどちらが勝ってもトップランクにとっては大きな損失にはならない。
伊藤が勝利すれば、WBC王者ミゲル・ベルチェルトとの統一戦の可能性が高くなる。統一という新たな夢に一歩近づく試合だ。ベルチェルトは恐らく当日試合観戦に訪れる。
フロリダ州キシミーという場所での戦いについて
伊藤
「ここでタイトルを獲得したので、地元に戻ったような快適な気持ちです。地元のファンも温かく感謝したいです。けれど戦う場所は関係ありません。リングに上がればファイターとレフリーしかいません。」ここまで応援にくる日本のファンについて
伊藤
「本当にうれしいです。心強いです。SNSのファンからのメッセージにも勇気づけられています。」2人の娘に加えてもう一人生まれる予定だと聞きました。今の勢いを続けることはあなたにとって何を意味しますか?
伊藤
「ボクシングは僕の仕事であり、夢の実現です。家族に対しても責任があります。僕は勝たなくてはならない。そして夢をもっと追求し、続けていきたい。」なぜファンはあなたを“ The Judge”と呼んでいるのですか?
伊藤
「トレーナーのルディ・エルナンデスが名付けてくれました。OJシンプソン事件の裁判官の名前がランス伊藤というのです。僕が試合の決定を下すのでジャッジとニックネームがつきました。」トレーニングキャンプはいかがでしたか?
伊藤
「ルディはいつも勝つ方法を考えてくれます。最善の答えをくれ、トレーニングし困難な時も推し進めてくれます。ハードトレーニングに加えて何度も基本を繰り返しました。よいキャンプを送れたとおもいます。」対戦相手のジャメル・ヘリングについて
伊藤
「ヘリングは本当に難しい相手ですし敬意を持っています。タフな試合になるでしょう。僕が王者ですが挑戦者の気持ちを持っているのでヘリングを上回るようベストを尽くします。」ミゲル・ベルチェルトがあなたの試合を見守り対戦表明してくるとおもわれます。
伊藤
「世界的に有名なベルチェルトが来るというのはモチベーションになるだけでプレッシャーにはなりません。ヘリングとの試合に集中するのみです。」ファンやヘリングにメッセージをお願いします。
伊藤
「ヘリング、素晴らしい試合をしましょう。ファンの皆様、エキサイティングな試合を約束します。そして最後に手を挙げるのは僕だと信じて下さい。準備は出来ました。応援よろしくお願いします。」
現状がどうかわからないがイギリスのブックメーカーでは伊藤は不利と出ていた。
挑戦者の気持ちで再びの連破を、ベルチェルトとの統一戦は日本勢の悲願でもある。
勝利のジャッジを・・・
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