
何度もキャンセルされてきたバージル・オルティスの復帰戦がSウェルター級でようやく実現しました。オルティスは激闘型なので、個人的には厳しい見方をしていますが、Sウェルターでも全KO型の全力ファイトが通用するでしょうか?
フレドリック・ローソンは30勝22KO3敗の34歳だが、ウェルター級のガーナの選手でアメリカのトップ選手には敵わない印象。
様子見の初回からオルティスが攻勢に出て連打をまとめ、ローソンがガードを固めたところでトニー・ウィークスがストップ。
あまりにも早いストップに会場はブーイング。
初回KOとなったが、これではまだ何もわからない。
スローでみてもローソンはブロッキングしておりヒットは許していない。
安全に復帰させたい人気者のバージル・オルティスを守ったようなレフリング
イスマエル・バロッソVSオハラ・デービス
おじいちゃんのような風貌のバロッソはそれでも40歳とボクサーとしては十分高齢だが、悲願は叶うか?この風貌でパワーはエドウィン・バレロみたくあります。オハラ・デービスはジョシュ・テイラーとジャック・カテラルにしか負けていない、最近勝ち続けているトップランカーで見た目はバロッソより強そうです。
初回、バロッソの左フックカウンター一撃で決まり。
立ってきたデービスですがもう身体がいう事をきかず2度目のダウンで終了。
これまたWBAの暫定王座ですが、バロッソはローランド・ロメロにも実質勝っていましたので正規王者以上の価値があるのではないでしょうか。
40歳と高齢なので、バロッソは序盤に全てをかける、強打を生かす戦いがベストです。後半にもつれたり、ボディを効かされたりすると分が悪いですが、このパワーは魅力です。