とある前座で気になっていたアイツはヤバいほど若く、生真面目なヤツでした。ポテンシャルはすさまじいです。マジオンじゃなくてメイジンかな。
[st-card id=37688 ]テキサス州オースティンのスーパーウェルター級、トラベール・マジオン(14勝12KO)に目が離せない。
マジオン
「6歳の時、兄弟に地元のジムに連れていかれたのがはじまりでした。それ以来ボクシングに恋をして、決して背を向けることはなかった。」よく吟味して、マジオンが突出した逸材かを判断しましたが、彼は確かに目を見張るものがある。WBOのハイメ・ムンギアとの試合を熱望していると聞いて、決心した。彼の野心の深さは無限に見える。
マジオン
「トレーナーはオジール・ニルソンでマネージャーはクリーブランド・ジョーンズです。チームワークは素晴らしく家族の絆で結ばれています。とても慎重に、献身的に激しいトレーニングを続けていますが、最も大事なのはスマートさです。今までとても上手くやってきたし、今、勝負の時を迎えてもこの素晴らしい関係をキープしてやっていけると確信しています。」2018年、マジオンは6月にダキュアン・パウルド(17勝1敗)リナレスVSコットの前座でアラン・ザバラ(15勝2敗)に勝って2連勝とした。
マジオン
「ザバラ戦(初回KO)はプラン通りだった。セコンドの指示どおりに上手くいった。」ターゲットは誰ですか?
マジオン
「次の相手が誰になろうが構いません。私は今日のボクシング界に伝統的でメジャーなボクシングの王道を示すのみです。現WBO王者のハイメ・ムンギアは私が先日戦ったアラン・ザバラと戦っています。(6回判定勝利、マジオンは初回KO)だから、ムンギアを注視してきました。私なら彼に勝てる。彼を破る武器があります。」現在23歳のマジオンは、プロ生活が全てではないにしても、リングの外で起こることが多くの弊害となることを学びました。
マジオン
「私はいつでも、何百ペニーよりも強固な4クォーターを持っています。昨年、より強い調整と一個人の解放を求めてチームを結束しました。チームの外は汚れています。一個人というのはどんな時でも夢の実現を阻みます。私は、あまりにも強く、ボクシングに集中しており、リングの内外でベストを尽くすと固く決意しています。確たるチームがあり、空は無限に広がっています。」マジオンは誰にインスピレーションを得たのでしょうか?
マジオン
「トーマス・ハーンズとマイク・タイソンです。シュガー・レイ・ロビンソンと同様に崇拝しています。」映像をみれば、マジオンは体格もよく、リーチを生かしたジャブや鋭いカウンター、ハンドスピードがあり、冷静で瞬間的な火力があるのがわかります。攻撃的でエキサイティングな倒し屋としてのスタイルを確立することで、より多くのファンに注目されるだろう。マジオンのポテンシャルには大きな可能性があると断言します。マジオンの野望がどんな結果となって表れるのかとても興味があります。
あぁ、この試合の前座で観た男である。
Travell Mazion 無敗のスーパーウェルター 野性的、強い
とだけ書いている。
ニックネームは”Black Magic”ブラックマジックと書くより黒魔術と書いた方がムードが出るか。
どんな経歴を持つ男なのか、アマチュアではどうだったのかわかりませんが、初回KOでヤバい奴でした。
まさか、こんなに若く真面目だとは知らなかった。
堅苦しくて上手く訳せませんでした。
この試合の映像は見つかりませんでしたが
判定決着となったこの試合を。
身長185センチ、リーチ191センチ。スーパーウェルターでは十分な骨格を持ち、自身が好きというトーマス・ハーンズにも似たスナイパー型の強打者です。おまけに若く、ここまで真面目となると文句のつけようがありません。
懸念は、この文章だけみると、今のチームや環境を妄信しすぎている(洗脳レベル)ようにみえる事と、ピンチやトラブルになった時の克服の仕方かな。ここまで一途で壊れると修正が効かなそうです。
けれどそれは蛇足であり、このまま打倒ムンギアまで突っ走ってもらいたいものです。こういう無名の実力者はランクを上げて指名挑戦者になるか、どこかで派手に勝って人気と期待を獲得するしかない。無名のまま、ただの防衛稼ぎの相手としては極めて選ばれにくいホンモノ、要警戒選手です。
ムンギアに対する疑問も、スーパーウェルターにはわんさかいるであろう、こういうスリックな黒人系強打者との対戦にあります。村田と同様です。