ミステリアスな中央アジア、間違いなくボクシングの強国ですが、それがいずれやって来る日が待ち遠しいと以下のような記事を書きました。先日のアジア大会ではリオ金のハサンボイを破ってインド人が優勝するなど、インドの躍進も目立ちました。世界第二の人口を誇るインドもやばい素材がうようよいるよねぇ。
そんなインド、じゃなくてウズベキスタンで最初にチャンスを掴みそうなのがこの人です。
Qudratillo Abduqaxorov
読めません。BoxRecでは
Kudratillo Abdukakhorov
となっています。
クドラティロ・アブドゥカソロフ
と無理やりカタカナにしときます。
15勝9KO
アマチュア
170勝10敗
母国ウズベキスタンやマレーシア、シンガポールでキャリアを作るホープです。
先週の土曜日はウェルター級で様々な動きがありました。ショーン・ポーターはダニー・ガルシアを判定で破り、空位のWBC王座を獲得。アミール・カーンはサミュエル・バルガスに判定勝ちしましたが、やはり打たれ弱さを露呈した。ヨルデニス・ウガスはミゲル・セサール・バリオヌエボに勝ってWBCのエリミネーターを勝ち抜いた。
それらの試合を今年25歳の誕生日を迎えたアブドゥカソロフは興味深く観ていた。彼は来年にはトップレベルに突入する予定です。現在ロサンゼルスでトレーニングをしています。
アブドゥカソロフ
「ポーターVSガルシアは素晴らしい戦いでした。接戦でどちらの勝利もありえました。私はポーターと戦いたい。数年前に会ったことがあり、彼は謙虚でしたが、私の目標は世界タイトルを獲るために彼と戦うことです。ウガスとバリオヌエボはあまりよくありませんでした。ウガスにはスキルがあり、バリオヌエボは何も変えないのでウガスのイージーファイトでした。カーンとバルガスも面白かった。どちらもダウンしましたがカーンの方がよかったかな。カーンと戦う事にも興味があります。彼は英国のスターです。」アブドゥカソロフのマネージャー、マレーシアのヴィクラム・シバプラガサムはウェルター級シーンでアブドゥカソロフのキャリアアップを図っています。
ヴィクラム
「アブドゥカソロフはアメリカでもいい王者になるだろう。彼は非常にハードなトレーニングをしており、ここでの経験を楽しんでいます。すぐに良いニュース(次の試合)を届けられるでしょう。世界戦に向けて準備しています。土曜の夜は興味深い試合でしたが、アブドゥカソロフは今すぐにでも彼らと戦えます。」ヴィクラムのパートナー、キャメロン・ダンキンは言います。
「今すぐにでもビッグファイトをさせたい選手が何人もいます。アブドゥカソロフもその一人です。米国にやってきて臨戦態勢です。彼はウェルター級のブギーマンです。彼の才能に対する評価をまだ得ていないがすぐにそれがわかります。秋に戦い、来年には世界戦をするでしょう。」
https://www.youtube.com/watch?v=FBGP7ghh2DE
https://www.youtube.com/watch?v=63pLoCi_ZYg
主にここを主戦場にキャリアを築いています。
クオリティの高い選手、試合、動画が満載です。
ウズベキスタンでは国内で4度の王者、アマチュア戦績は170勝10敗というアブドゥカソロフ、しかし国際舞台での活躍はなかったそうです。アジアンスタイルで愚直で正直なファイトをしますが、GGGに似てパワフルです。しかし最近は判定が続いています。
屈強ですが、ミラクルなボクシングではないのでこのスタイルで世界のウェルター級に通じるのであればアジアの希望にもなりそうです。タイのテラ・キワムは残念すぎましたが、あれでもアジアでは超強かった。井上岳志がジュリアン・ウィリアムスに・・・勝てばジャレット・ハードもこの挑戦を受けると言ってます。
そんなアホな・・・世界を現実にして欲しいので、このアブドゥカソロフにも活躍してもらいたいものです。