不都合な真実/いよいよ、ボクシングライブが始まる。

とまれ、いよいよ、ボクシングライブが始まる。

コロナウィルスの根本的な解決は果たされていないが(そんなのないだろう)日本では緊急事態宣言が解かれ、会社もお店も学校も段階的な活動再開が果たされた。世界でも、そしてボクシングもいよいよ再開だ。

繰り返すが、状況は何も変わらず、予断を許さない。

そこで、再開のスケジュールをまとめてみた。

6月9日 シャクール・スティーブンソンVSフェリックス・カラバロ

スティーブンソンはご存じなので、相手のかラバロについて
13勝9KO1敗2分のプエルトリカンで、173センチのフェザー級、試合はスーパーフェザー級契約。プエルトリカンらしい強打の倒し屋だとおもうが、クリストファー・ディアス戦の再現が濃厚か。

6月11日 ジェシー・マグダレノVSヤニフェル・ビセンテ

ドネアに一発で勝って王者になった頃のマグダレノは強力だったが、ドッグボゥに負けてから明らかに何かに怯えたファイターになりつつある。相手はホープのトラマイン・ウィリアムズに判定負けのベテラン、ビセンテ(36勝28KO4敗2分)。元々、ビセンテはドッグボゥに挑戦話もあったほどのランカーだが、最後のチャンスを賭けて相手を選んではいられない。技術でマグダレノ、パワーでビセンテ。判定でマグダレノか。しかしこの試合はスーパーフェザー級契約。両者共にスーパーバンタム級だったのだが。

6月16日 ジョシュア・グリーJrVSマイク・プラニア

4月25日、井上尚弥VSジョン・リエル・カシメロのアンダーに出場予定だったグリーが登場。ジェイソン・モロニーも近日中にアメリカデビューが決まっているのに直接対決は先送りされた。プラニアは元全勝のフィリピンのホープだが、ファン・カルロス・パヤノに止められた。その後は格下に全勝。若さ、パワーはプラニアにあり、グリーの楽勝とはいかない気がする。スーパーバンタム級契約

6月18日 ホセ・ペドラサVSミッケル・レスピエーレ

ホセ・セペダに敗れ、3階級目に失敗したペドラサとモーリス・フッカーに敗れた病院勤務のレスピエーレ。実力者同士だが、試合はウェルター級契約。

ペドラサの弱みはパワーレスなところだがウェルター級では益々心もとない。レスピエーレもスーパーライト級でパワー型ではないので同じだが。名前でペドラサだが実力は伯仲しているかもしれない。ペドラサはウェルター級まで来ちゃったけど、内山高志の方が相応しいパワーがあったな。

6月20日 エマニュエル・ナバレッテVSウリエル・ロペス

アクティブなナバレッテが早速再起で頼もしいが相手は13勝13敗のロペス。フェザー級契約だが、ロペスはナバレッテが下したサンティシマも含め、3連敗中だ。かつて日本の松本亮に勝ち、リベンジされた選手だ。フェザー級のナバレッテの軽いチューンナップに過ぎない。

6月23日 アンドリュー・モロニーVSジョシュア・フランコ

なんで6月16日にジェイソン・モロニーと一緒に出ないのかなという感想だが、モロニーの持つWBAスーパーフライ級王座を賭けた試合だそう。これはレギュラー王座なのか、ロマゴンの王座は何なのだろう?

フランコは16勝8KO1敗2分。オスカー・ネグレテと3度試合しても決着つかず1勝2分だが、実力者だ。全勝でロマゴン超えを目指すモロニーはこんなところで負けられないだろうが実力は伯仲だろう。アンドリュー・モロニーは世界王者なのか?

その他にもカードがありますが、注目するほどではないので省きました。
ナバレッテの後にはルイス・ネリーも続くでしょう。

みな、いきなりビッグマッチとはいかず、予定されていた相手とも違い、仕切り直しのニュアンスを感じますが、下手したら足元を掬われそうな強敵であり、自粛中のトレーニング、コンディション次第でアップセットも起きそうだ。

7月に予定といわれるジェイソン・モロニーの相手は誰になるのだろう?
パヤノやテテでいいんじゃないか?

とまれ、いよいよ、ボクシングライブが始まる。

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