28日は地味にこのような試合があります。
ベテルビエフにとって過去最強レベルの相手となったかも。ポイントはヤーデだったようだが、そんなことはない。敵地だからだろう。ヤーデがタフでいいパンチも入れたが、ベテルビエフはもっとタフで、常に何倍返しもしていた。
超強打者同士でよくここまで打ち合えるものだと感心するが、対抗王者のドミトリー・ビボルはこんな打ち合いは避け、フットワークを使ったアウトボクシングをしてくるだろう。前進激闘型のベテルビエフの重圧が上回るか、教科書のような試合運びのビボルか、もうこの2人しか残されていない。
ヤーデは王者になれるだろう。
以下過去記事
IBF
WBC
WBO
3冠ライトヘビー級王者
ベテルビエフ18勝全KOはP4Pでも個人的には高く評価しています。
2022年のMVP、ドミトリー・ビボルより上だとおもっています。
寡黙にして倒すだけ、好みの選手です。
しかし、ビッグマッチに恵まれず、もう38歳だ。
アンソニー・ヤードは31歳、23勝22KO2敗
どうやってその身体でライトヘビー級なの?というくらいムキムキマッチョのパワー型で、セルゲイ・コバレフも倒しかけていたが11回で逆転KO負け。
再起で当時無敗のリンドン・アーサーに初のスプリット判定負けを喫したが、これはミスジャッジに近く、再戦でノックアウト勝利。
ベテルビエフのネームと対戦者の質、質実剛健なファイトが上回るとおもうが、試合枯れと年齢、コンディションがどうしても気になるところだ。
ヤードの爆弾が一発でも当たれば、誰でもノックアウトされてしまう。
コバレフやリンドン・アーサーに苦戦したことによる学習もあるだろう。見た目だけだとクルーザーかヘビー級にみえるヤードは最強だ。
それでも、耐久力も精神力も技術も上のベテルビエフがまた全ノックアウトの記録を伸ばすだろうとはおもうが、
これは危険な試合ともいえる。
間違いなくKO決着だろう。