一見無名の王者と実績ある元王者の対戦。こういう試合が組まれるのはいいですね。どうしてもヨーロッパの選手はよくわからないので。
ジャン・ザベックはタイトルとった試合しか見たことがなくあまり印象ない王者でしたが、ベルト相手に一歩も引かない我慢比べのような打ち合いをしました。ロシア・東欧系のボクサーはやるなぁ、好きだなぁ。
しかしこの試合はビッグマッチ、フロイド・メイウェザーVSビクトル・オルティス戦を妄想する意味で見た感じです。
ベルトVSオルティス戦は正直実力伯仲、互角だとおもいました。
初回の攻勢で一気に流れを引き寄せたオルティスに有利だっただけで非常に競った実力であることがかいまみえましたので。
そんなベルトは以前のズングリだがスタイリッシュなところは目立たず被弾覚悟でグイグイプレッシャーをかけていく戦い方でした。
小さいけどやはり肉厚でパワフル・・・亀海なんかとバチバチやれんのかなぁとやっぱり重厚さを感じます。随所のコンビネーションも速いし。
対するザベックも男らしく対抗してみせ、拮抗したいい試合でした。
結果は5ラウンドの出血によるベルトTKO勝利。
セコンドで「ファック!」と叫んでるザベックを見るとドクターやセコンドのストップだったようです。
まだ余力ありそうでしたが、真っ向からの打ち合いでやや押され気味で、青タンがひどくなってたのでこのまま続けても状況的に厳しくなってきた矢先であるように見えました。
ザベックはタフそうでいい選手でしたが、スキル自体はオーソドックスでポイントとるタイプのテクニシャンではないなと感じました。
そしてベルトはやはり一流の部類の王者かもしれません。並みの挑戦者では打ち破れない力強さを感じました。
しかしこの試合を見た上でフロイド・メイウェザーVSビクトル・オルティスを妄想すると、早い回でのオルティスの勢いを封じられるとオルティス勝機はうすいかなぁとも感じました。やっぱディフェンスレベルが違いすぎるかな。
久しぶりのメイウェザーのコンディションにも注目です。
前半、中盤ならオルティス
後半、判定ならメイウェザー
かなぁ。
それでも必死でオルティス応援しますが。
大きいしパワーもスピードもスター性もあるオルティスがメイウェザーを子供のように泣かせてくれることを願います。