会うべき時に、会うべき人に、会うべくして出会う。これはまるで予知夢のようであり、私は占い師であり預言者だ。
元WBCバンタム級王者で30勝24KOのルイス(パンテラ)ネリーがメキシコ、ハリスコ州のエディ・レイノソのチームに加わった。レイノソはカネロ・アルバレスの長年のトレーナーとして有名だ。
カネロを長年トレーニングしてきたレイノソは名声をあげ、最近ではオスカー・バルデスやライアン・ガルシアのトレーナーとしても知られている。
ネリーは2017年に日本で山中慎介をストップしWBC王者になったが、薬物検査に引っかかった。しかしWBCはそれが食物汚染の結果であると判断し王座の剥奪をせず再戦指令を出した。結果は2回でネリーが山中を返り討ちにしたが、今度は体重超過を犯しタイトルを剥奪された。
メキシコ、ティファナ出身の24歳はタイトルを失ってから4連勝、直近の2試合はザンファー・プロモーションとPBCの共同でアメリカで行われた。
ネリーの次戦は未定だが、今年あと一試合する予定だ。
レイノソは現在9月14日にエイブリー・スパローと戦うライアン・ガルシアのトレーニングをしている。
このニュースを聞いて妙に納得
収まるべきところに収まった感が強い。
カネロがGGGに勝利したのに自分がリングマガジンの優秀トレーナー賞をとれなかったことに憤慨していたレイノソだがつまりはそういう事だろう。日本人の私が感じる以上に本場では懐疑の目を向けられているのではないだろうか。
エディ・レイノソというトレーナーが過去にどんな選手を指導してきたのかは知らない。知っているのはこの男と組んだファイターはサイボーグ化するという事。
ネリーと同じく薬物違反は路上で食べたタコスが原因と軽い処分で済んだカネロはもとより、ジェネシス・セルバニアやミゲル・マリアガに苦労したオスカー・バルデスはレイノソと組んでからパワーマックス化。やや非力といえたイタリアのカルミネ・トマゾーネを軽打で倒しまくった。
カルロス・モラエスに日の出の勢いを止められたライアン・ガルシアはレイノソと組むと、か細い少年からガチムチパワーの男に変わった。モラエス戦のひ弱さが嘘のようなノックアウトを続けている。
そして彼らは手に入れた筋肉とパワーをひっさげ階級を上げる。
以上はすべて個人的印象だ。
穿った偏見に過ぎない。
かすったようなパンチで相手をぶっ倒したり
相手のパンチなどハエを叩くかのごときだったり
ゾンビのような体力を発揮したり
部外者の私は各々の試合を見極めて判断していくつもりだ。
オスカー・バルデスもライアン・ガルシアもルイス・ネリーも本来打たれ強い選手ではない。本質は変わらないはずだ。
バルデスなど減量苦で階級を上げるような選手ではない。
スーパーバンタム級がふさわしい。
とりあえずエイブリー・スパロー頑張れ。