いよいよファイトウィークですので、色々あっても今週はこれをメインにやっていきます。今週になればロドリゲス陣営がグラスゴーに到着し情報が出てくるのだろうか?
個人のツイッターには世界を驚かせ歴史を作ってみせるぜとありましたので大丈夫でしょう。減量苦にもみえません。むしろ筋肉質な井上尚弥の体重の方が気になるくらいです。素晴らしい肉体でした。
[st-card id=68584 ]細かい戯言や鋭い皆さまの分析はコメントに譲るとして、一昨日も改めて音を消してエマニュエル・ロドリゲスVSジェイソン・モロニーをランニングマシンで走りながらぼんやり観戦しましたが8回くらいで息切れしました。
ダイジェストで観るロドリゲスのKO集は圧巻の倒しっぷりですが、やっぱりモロニー相手だと違います。そんなにパワフルに、デンジャラスには見えないんだよなぁ。力まない事でリズムや正確性をキープしているのかな。
ロドリゲスは下がる選手ではなく前に出てきますが、強いジャブではなく軽く放つジャブを囮に相手が打ち返してきたところにカウンターを合わせることを徹底しています。左フックやアッパーが多いですが、コンパクトなコンビネーションで返してきます。右ストレート含め、射程が長い、伸びる方ではありません。ショートのコンパクトさ、顔面ガードは鬼塚勝也っぽくもみえました。
大事なWBSS初戦、実力者のモロニー相手だからかわかりませんが、この返すカウンターもそんなに力みがなくコンパクトだが軽打に見えてしまう。井上尚弥の一撃必殺の威力とは比較にならないほど軽くみえます。コンパクトで無駄がない分精度は高いが、恐らく調整や相手の研究では上だったであろうモロニーはそんなロドリゲスのクセをお見通しで打ち終わりのケアに余念がなく、打っては動く、守る、なので有効なヒットをなかなか奪えなかったのだろう。
よほどドンピシャのタイミングで食わぬ限りロドリゲスのショートカウンターはパワフルとはいえない。井上尚弥が相手なら益々精度重視で隙なく軽いショートカウンター狙いになるのではないか。
これだけコンパクトで力みなくバランス重視なので、ヒットして相手のバランスが崩れた時の詰め、スピードはすさまじいものがありそうだ。ずっとそれを狙っているかのごときです。
相手に手を出させて打ち返すロドリゲスなので、モロニーのパンチはなかなか当たらない。ロドリゲスはダッキングが巧く、膝が柔らかで顔面のパンチはほとんどもらわない。膝をかがめてモロニーのパンチを頭の上に通過させる事が多かった。小さく繊細な動きなのでわかりにくいが、とにかく顔面にモロにパンチを食うことはほとんどなかった。
しかし中盤から後半にかけて、両者共にペースを握れぬこのシーソーゲームはモロニーのボディアタックで少しづつ変わっていく。それとともに私も走るのが疲れてここで観戦をやめた。続きは次回にしよう。
まとめると
ロドリゲスは下がらない
軽くジャブを出して相手が打ってくるところにカウンターを合わせる
ダッキングがうまく顔面に被弾しない
ボディだけは完全にかわすことは出来ない、衝撃を弱めて受け止めるしか・・・
モロニーのボディアタックから少し下がり始めた。
モロニーレベルだと一撃に威力を感じない
という点でした。
https://www.youtube.com/watch?v=C9MlKzURnOU
次回はモロニー視点で観戦しようかな、何度見てもモロニーがそんなに強い、いい選手にはみえないのだが、この試合は拮抗していた。
ロドリゲスばかり見てもわからぬ部分が見えてくるかもしれない。
いつも、アンダードッグを応援してしまう自分ですが、今のところ完全に井上尚弥なんだよなぁ・・・