現在のボクシング界で最も致命的なパンチャーかつP4P上位リストに入る井上は11か月で3ラウンドしか戦っていない。それだけ、待つだけの価値がある証拠だ。
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[st-card id=92728 ]今週土曜日、ジョシュ・テイラーとレジス・プログレイスの間でスーパーライト級の統一戦が行われる。勝者はモハメドアリトロフィーを獲得しWBSSトーナメント覇者としての王冠を手にする。
その後もデオンティ・ワイルダーVSルイス・オルティスの再戦やアンディ・ルイズとアンソニー・ジョシュアの再戦が控えている。今年はその他にシャクール・スティーブンソンVSジョエト・ゴンザレス、セルゲイ・コバレフVSカネロ、ゲルボンタ・デービスVSユリオルキス・ガンボアなど注目の試合が待っている。
しかし、ファンが本当に待ち焦がれている試合が日本で2週間後に行われるバンタム級の衝突、井上尚弥VSノニト・ドネアだ。
「モンスター」として世界中に知られる井上は特別な才能、豊富なスキルと優れたボクシング頭脳を持つスペシャルなパンチャーだ。彼は今年まだ1試合しか戦っておらず、わずか2ラウンドのアクションを見せただけだ。
我々KOジャンキーはこの素晴らしいパンチングマシンをもっと見る必要がある。2週間後に井上を再び目撃できるが、そう長く観れると期待しない方がいいかもしれない。
40勝26KO5敗のノニト・ドネアも井上と同じくらい素晴らしい、あるいは素晴らしかったファイターだが、井上の素早いノックアウトを除外する者はいない。WBAスーパー王者のドネアは現在36歳で全盛期を過ぎた。それでも彼は未だに優れたファイターであり「モンスター」にとってキャリア最高のテストになるだろう。もし試合が4,、5、6ラウンド中盤以降にもつれたら井上はこれまで以上に厳しい戦いを強いられるだろう。リングの中でこれまで以上に考えさせられることになる。
この誇り高き2人の王者の間には互いに尊敬の念があるが、井上はドネアが一つでもミスを冒せば自分が大きなアドバンテージを握ると公言し日本での素晴らしい戦い、素晴らしい夜になることを約束した。
これは統一戦であり、バンタム級のWBSSトーナメント覇者を決める戦いだ。そして現在のボクシング界で最も致命的なパンチャーかつP4P上位リストに入る井上は11か月で3ラウンドしか戦っていない。
それだけ、待つだけの価値がある証拠だ。
ドネアは2つのいい勝利を経て本気で勝ちにきている。「フィリピーノフラッシュ」にはパワーとスピードがあるだけでなく非常に高いリングIQもある。この戦いは本当に魅力的なマッチアップだ。
ただひとつ言えることは、井上がノックアウトで勝利してその戦績を19勝17KOとするか、あるいは判定で勝利したとしても(ここでは井上の中盤のノックアウト勝利を予想しているが)2020年はこの「モンスター」が年に2試合だけでは我々は物足りないということだ。
もっと頻繁に檻から出る必要がある。
某海外サイトの記事でした。
煽れ、煽れ、煽れ。
それだけ海外ボクシングファンに与えたインパクトが誰よりも強いという事だ。
ファンだけでなく世界中のトップボクサーも注目している試合だろう。
しかし当時のドネアより今は劣化しているなんて確実な事を誰がいえよう。
バンタム級のドネアとはこういう試合をしてきた男なのだ。