
今や無冠の帝王というべきか、試合が決まってもキャンセルされたり王者からも敬遠されている節のある熊さん、チェチェンのゲリラ隊長ベテルビエフ。この対戦が2転3転の末決まりそうとのことです。コーリンに拍手です。
アルツール・ベテルビエフ
11勝11KO
元アマ世界王者だが五輪では結果を出せなかった。
負けた相手は現クルーザー王者のウシク、村田が2勝のアトエフ(コバレフをKO)なんと中国のボクサーなどです。
が、プロでは村田が勝った相手に負けたのが信じられぬほどの重厚なパワーパンチャーぶり。この人だけは常に髭を蓄えていただきたい。
これとこれじゃ髭の方がずっと怖いもん。
スティーブンソン受けてくれよという注目選手ですが、もはや最も期待されるカードはVSウォードか?いつでも世界挑戦できる位置にいるがまたもや実力者とのノンタイトルです。
この人の世界戦が決まらず、ドミトリー・ピボルやスリバン・バレラにベルトがあるのは、どうみてもベテルビエフが恐れられているからですよね、そういう事情もボクシングには確実にあります。
今や、一番気になるノンタイトルボクサーではないでしょうか?
32歳、そろそろチャンス欲しいな。
https://youtu.be/qu1WrR9yACY
この映像はもう一人のトップホープ、ロンドン銅のオレクサンダー・クヴォジクとの比較みたいなものだが、Lヘビーには役者がたくさんいます。王者が最強と言えない階級だとおもっています。クヴォジクも好きだな。
対する
エンリコ・コーリン
23勝6KO1敗
このドイツ人もトップアマです。ロンドン五輪では2回戦敗退。
ユース銀メダル。
米国ミドルのキューバ人ホープ、ルイス・アリアスなんかにも勝っている。日本のTakaaki Kamikawaなる選手とも対戦歴がある。アマ皇帝のフリオ・セサール・ラクルスなどにも6-8だからすごい実績です。
WSBでは3敗している。
オーソドックスで柔らかでガードも高く欠点の少ない選手だ。ドイツの伝統か、慎重すぎて退屈で爆発力がなく、それでこのKO率なのだろう。けれどガタイはいいので非力なわけじゃないだろう。慎重なのだ。ベテルビエフ戦にむけて、クルーザーでWBSSに出場するエリック・スコグランド(トップアマ出身)らと練習を重ねているそうです。
頂点を目指す上で互いに避けては通れない相手であるし、特にコーリンが勝てば一気に世界に名が轟くので受けたのであろう、漢なマッチメイクだが、この試合の勝者はさすがに次に王座挑戦の資格を得て欲しいものだ。
アマであれば互いに好敵手で相手に不足なしだとおもいますが、パワーと殺戮本能でベテルビエフがコーリンを倒すと予想します。
本当はLヘビーこそWBSSをやって欲しい。
そしてチキンソンに参戦する気概はあるのか?
実力は認めるスティーブンソン、左必殺ゴリラですが、左必殺なところ含めて山中とかぶる。常勝は素晴らしいし左もすごいけどマッチメイクが緩いのだ。
いつかは戦わねばならぬ相手、熊人間、そろそろ受けてくださいよ。
おまけ
このかわいらしい少年が熊になるのだ。