シャクールVS吉野の噂を聞いて、あれ、シャクールってSフェザーじゃなかったっけ?ああそういえば、前戦でしれっと体重超過してたからもう返上か、ライト級行くのか、
井上尚弥との対戦は永遠になくなったな、攻の井上なら防のシャクールというくらい難解なボクサーなのだが。リオ五輪の頃は、バンタム級の銀メダリストだったんだよなぁ。(アマとプロは違うけど)
突出したタレントはいても、全体的に一番険しいのがSライト級だという持論は変わりませんが、ライト級も凄まじくなってきました。
デビン・ヘイニー
29勝15KO
この男が4団体統一王者なのだが、一番とはおもっていない。ディフェンス重視の負けない(眠たい)ファイトをするが、それならシャクールの方がもっと盤石では?
シャクール・スティーブンソン
19勝9KO
もう、Sフェザーは返上かはく奪されたんだな。エキサイティングな試合、KOはあまり期待できないけど余裕しゃくしゃくの試合内容で無敗で3階級目。相手が五輪金メダルだろうが余裕。全く被弾しない。メイウェザーの後継者はこの男か、P4P3位以内には入るだろう。今のところ誰も攻略の糸口さえ掴めない。なので対戦候補が辞退し、吉野に声がかかったとか。
ジャーボンティー・デービス(タンク)
27勝25KO
一番熱く、野性的で、面白いファイトをする。年齢や勢いを考えるとこの男を本命視しているマニアが多いだろう。しかし、ローランド・ロメロ戦はフィジカルに威圧されていた面もみえた。一撃で仕留めたけれども。ようやく、名のある、ヘクター・ガルシア、ライアン・ガルシアという強豪と戦うらしい。
しかし相手がヘイニーやシャクールのようなディフェンスの達人だと空回りするかもしれない。
ライアン・ガルシア
23勝19KO
タンクがヘクター・ガルシア戦を挟むのに対し、無冠のライアン君は直接タンクと戦うという。ネクストデラホーヤ、アイドルとして絶大な人気を誇るが今まで無冠であり、対戦者のレベルも少し落ちる。ビュンビュン伸びる速いストレート系はやばいと認めちゃっているところもあるが、温室栽培過ぎ、ライト級のトップに全部勝てるとはおもえない。どっかでKO負けしそうだ。
しかし、世界王者になるのは、もはや約束された未来か。
ワシル・ロマチェンコ
17勝11KO2敗
祖国が戦時下で、34歳にして最高のコンディションを作り出すのは難しい。復帰戦のジャーメイン・オルティス戦は出来が悪かったのではなく、ロマチェンコ的な動きがもう俊敏な若手には読まれているのではないかと感じた。動きまくってかく乱し、ひっかきまわすのが彼の持ち味だ。それはもうみんなにインプットされている。
イサック・クルス
24勝17KO2敗
剛腕の突貫ファイターだが、誰も好き好んでこの男とやりたくないだろうな。大けがしそうで。世界王者になる前にぶっ壊れてしまうかもしれない。
デニス・ベリンチク
17勝9KO
WBOではロマチェンコに次ぐ2位まで来た。ロマチェンコの影に隠れていたが、ロンドン五輪のウクライナトップチームの銀メダリスト。そしてロマチェンコの妹の旦那(間違いかも)。そして日本の荒川仁人の最後の相手。五輪銀メダリストだけの実力はある。ファイター寄り。
吉野修一郎
16勝12KO
日本、アジアナンバーワンのライト級。世界的に大活躍した中谷をノックアウトしたからにはもう世界しかない。例え相手がシャクールだとしても。
ウィリアム・セペダ
27勝23KO
ジョセフ・ディアスに圧勝してみせたメキシコのトップアマ。こういう上手くて好戦的なファイターが好みだが、米国トップアマやロマチェンコあたりには何か足りないかもしれない。しかし、ガンガン手を出すので熱い試合になることは必至。
フランク・マーティン
17勝12KO
ドミニカのモハメド・アリ、無敗プロスペクトのミシェル・リベラに圧勝してみせた、米国トップアマ。少し大きなゲイリー・ラッセルのよう。速くてシャープで慎重で抜け目ない。スペンスやジャーメルと一緒に練習してるらしい。地味だが負けにくくハイレベル。
グスタボ・ラモス
28勝18KO
アルゼンチンの無敗プロスペクト。
元世界王者のリー・セルビーをKOしている。
レイモンド・ムラタヤ
16勝13KO
まだランク入りしていないが、アマではライアンガルシアに3勝している。トップランク所属だが、人気がずっと地味。しみじみ、素晴らしいファイターだとおもうが、オールドスクールか。
何かあったのか、BoxRecではネバダ州コミッションにより2023年5月11日までサスペンドとなっている。
アンディ・クルス
アマチュア最高峰、五輪、世界選手権、金ばかりのキューバの男がプロを目指して亡命したとか亡命に失敗したとか。
とにかくこの男には誰も敵わなかった。そのアマ実績は軽くメイウェザーを超える。
アマではライト級やライトウェルター級だったので、どの階級になるかはわからない。プロデビューするかもわからない。
軽い気持ちで観る前座などでも、脅威のライト級はたくさんいます。
名前を忘れちゃってるだけです。逸材の宝庫です。
最後のアンディ・クルスが書きたかったから書きなぐったような記事だが、シャクールVSアンディ・クルスなんて今すぐにでもみてみたい。
アンディ・クルスが勝つかもしれない。そのくらいの大物です。
畑山や小堀が王者だった頃が懐かしい。
日本にライト級の世界のベルトが再び届く日は来るのか。
日本の吉野も、もうこの舞台で勝負する時だ。