帝拳ジムに所属していて日本でもボクシングファンの間では有名人のホルヘ・リナレス、天才的ボクシングセンスとイケメンなルックス、ボクシングの申し子的素質を備え2階級の世界を制した彼が今迷走中です。
内山の持つWBASフェザー級王座を番狂わせの初回KOで失ってからリナレス結果を残せてません。
アントニオ・デマルコとのライト級王座決定戦でもポイント有利で試合を運びつつ、大流血の末逆転KOで負けてしまいました。
今回の復帰戦もよもやの敗戦
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=qXHjeono86E&feature[/youtube]
相手は
22勝20KO2敗
と高いKO率を誇る強豪でしたが試合を見る限りリナレスの方がはるかに上手い、強い選手のようにみえます。
本来負けるはずのない相手だとおもいます。
ポイントゲームをしている時はいいが相手がおもいっきり踏み込んでガチャガチャやっていいパンチが一発でも入ってしまうと即トラブルになってしまう、歴戦のつけで出血しやすい状態なのにガードは低く、バッティングやラッキーパンチを浴びやすい。などなど・・・
輝く才能と周囲の絶賛、練習での強さにより過信している部分と最近の試合での敗戦の恐怖が入り混じった不安定なコンディションでリングに上がっている気がします。
リナレスは骨格の大きな選手でしたが日本デビューはSバンタム級。
階級の壁や体力でライト級では上手いが打たれ脆いボクサーという評価が浸透してしまったようです。
技術で圧倒したいのか打ち合いで倒したいのか迷ってるような感じです。
ちょっと時間をかけて新規再生が必要な時期にきているような気がします。
天才が順調に結果を出せない・・・ボクシングってこういう奥の深さがあるから面白いんですが、実に残念、もったいない状態です。
マニア仲間皆もうリナレスは怖くない、内山の方が強いと言い、それに反論できない自分がいます。
普通に世界王者の中でも際立ったセンスの持ち主だとおもうんですが、歯車がかみ合ってませんね。
全てを見直して捲土重来を期待しています。